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最新の手の平静脈認証「Verifast」開発、1秒認証で高セキュリティー

ZUU online 7月9日(土)15時40分配信

安全性と決済速度を高めた最新の手の平静脈認証サービス「Verifast」が、米FinTechの草分け的存在であるFiservによって開発された。

Verifastは富士通の非接触型手の平静脈認証「PalmSecure」に、Fiserv独自のDNAアカウント・プロセッシング・プラットフォームを組み合わせたもので、従来の認証サービスの平均所要時間15秒に対し、わずか1秒で認証が完了する。

多発する金融被害から消費者や金融機関をより強力かつ効率的に守るセキュリティーシステムとして、早くも注目を集めている。

■磁気ストライプが主流の米国認証システムに大革命

生体認証の中でも最も安全性と正確性が高いとされている手の平認証。「手軽に利用できて偽造が困難。環境にも左右されにくい」という理由で、日本では三菱東京UFJ銀行などにも採用されている。

しかし「チップ・アンド・ピン(暗証番号入力で認証を行うICカード技術)」が主流の欧州や、いまだMST(磁気ストライプ)カードに依存している米国において、Verifastの登場は革命的な次世代認証システムとなる。独自のDNAプラットフォームを組み込んでいるとなればなおさらだ。

3店舗で試験運転を実施した米大手金融会社Gesaクレジット・ユニオンの製品ディレクター 、カール・ガイン氏は、Verifastの利便性と安全性を絶賛。「セキュリティーを重視するGesaにとって、Verifastのようなシステムは重要だ」と5店舗での本格的な採用を決定した。

■Fiservは設立30年、FinTech企業のパイオニア

米国の消費者が手の平認証サービスに大きな関心を示していることは、米金融会社Raddonファイナンシャルグループによる調査で判明している。実際に手の平認証を試した回答者の83%が「銀行取引が非常に楽になる」とポジティブな反応を見せており、97%が「また利用したい」と答えている。

Fiservは設立30年というFinTech企業のパイオニアとして知られている。革命的な発想を次々と商品化し、米フォーチュン誌の「世界で最も賞賛される企業」に3年連続選ばれているほか、「フォーチュン500」「FinTechイノベーション・アワード2015」「イノベーター2015」など、数えきれないほどの高評価を得ている。

そんなFinTechのパイオニアが開発した最新の認証システムならば、今後米国は勿論、海を越えて欧州やアジアにも広がる可能性に期待できるだろう。(FinTech online編集部)

最終更新:7月9日(土)15時40分

ZUU online