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普天間で航空燃料漏れ 前月発生、沖縄県と宜野湾市 公表せず

琉球新報 7月9日(土)5時1分配信

 【宜野湾】米軍普天間飛行場内の貯油タンクから6月15日に多量の航空燃料JP5が漏れていたことが8日、分かった。県と宜野湾市は沖縄防衛局から通報を受けて把握していたが「基本的に原因者(米軍や防衛局)が発表するべきだ」として公表していなかった。識者からは「自治体は公表して説明するべきだ」と指摘する声が上がっている。
 燃料漏れは6月15日午後2時50分に発生。防衛局は同日夕、県と市に通報した。市によると、米軍は「流出量は機器や計器の読みによると、1825ガロン(200リットル入りのドラム缶約34本分)だが、地表の観察では実際はより少量と考えられる」と強調したという。米軍は漏出地点の近くに排水路などはなく、基地外への流出もないとしている。原因はバルブの芯ずれとし「直後にバキューム車で回収し、土壌を交換した」としている。

 県の運天修基地対策課長は「切迫した状況は確認でず、広報しなかった。基本的に防衛局が行うべきだと思っている」と説明。市の鈴木宏治基地政策部長は「一義的には米軍や防衛局の判断で公表されるべきものだ。状況も細かく把握できていなかった」と述べた。米軍と市は立ち入り調査する方向で話し合っている。

琉球新報社

最終更新:7月9日(土)10時49分

琉球新報