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郡山北工高世界3位 機械開発の国際コンテスト 尿糖検査器「iBuki」

福島民報 7月9日(土)9時52分配信

 第7回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテストは7日、フランスのパリで開かれ、福島県郡山市の郡山北工高コンピュータ部の尿糖検査器「iBuki(イブキ)」が3位相当の銅賞に輝いた。入賞は4年連続。同部の「Baby Informer(ベビー・インフォーマー)」は特別賞を受け、ダブル受賞で同校の技術力を世界に示した。

■同校4年連続入賞 窒息事故防止装置は特別賞
 イブキを開発したのは矢吹武士さん(17)=情報技術科2年=と岡部航さん(16)=同=。県内の看護師からの要望に応え、痛みを伴う採血以外の方法で血糖値を把握し、糖尿病を予防する手法として考案した。 
 色の変化で糖の濃度を示す市販の尿糖試験紙を用い、センサーで色の変化を分析、測定して数値で示す。世界大会に向け、測定値をネットで送信してデータ管理できるまでに改良し、実用性や社会性が高く評価された。国内予選1位の京都大を抑え、日本勢トップの成績を残した。 
 プレゼンテーションは全て英語で行い、医師と患者役の寸劇形式で使い方や利点を伝えた。2人は「部の先輩、後輩、家族、先生に感謝している。来年も挑戦したい」と喜びを語った。 
 「ベビー・インフォーマー」は乳幼児のうつぶせ寝による窒息事故を防ぐ装置で、内藤俊仁さん(18)=情報技術科3年=と山口晴也さん(18)=電子科3年=が開発した。乳幼児にセンサーを付け、寝返りによる体の向きの変化を感知してスマートフォンで知らせる。危険な状態になると警告音が鳴り、離れた場所にいても異変に気付くことができる。託児所などでの利用を想定し、1台のスマートフォンで複数を確認できるよう改良して世界に挑んだ。 
 顧問の深沢剛教諭(48)は「2チームとも最高のプレゼンテーションだった。よく伝統を継承してくれた」とたたえている。 
 世界大会には23チームが出場した。大学生、大学院生が中心で高校生は郡山北工高の2チームだけだった。1位相当の金賞は2チーム、2位相当の銀賞は4チーム、3位相当の銅賞は8チームが受賞した。 

福島民報社

最終更新:7月9日(土)11時7分

福島民報