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嘉手納 騒音分布見直し 防音、被害認定に影響も

琉球新報 7月9日(土)5時2分配信

 米空軍嘉手納基地地域の航空機騒音の度合いを示すために引かれている騒音コンター(分布図)について、沖縄防衛局が7月末に33年ぶりの更新をすることが8日までに分かった。同基地周辺の防音工事や移転補償の範囲、嘉手納爆音訴訟に関する騒音被害の認定範囲などはコンターに基づいて決められており、これらに影響を与える。防衛局はコンターを基に、防音工事対象範囲を指定した「第1種区域」を見直す。
 防衛省は全国の米軍基地や自衛隊基地の周辺で騒音コンターの見直しを順次進めている。

 大部分の更新作業で、見直し前に比べて防音工事対象地域などを縮小する結果が出ている。

 嘉手納基地については、沖縄防衛局が2014、15年度に実施した騒音調査結果を基に4月下旬からコンターの更新作業をしている。

 沖縄防衛局はコンター更新作業について「1983年3月の第1種区域の最終指定以降、30年を超え、最も経過年数の多い飛行場の一つだ」と説明。「13年度に航空機騒音にかかる環境基準の評価使用がW値からLdenに変更され、地上騒音が新たに対象となったことなどから、区域見直しを行うこととした」とした。(島袋良太)

琉球新報社

最終更新:7月9日(土)10時52分

琉球新報