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なぜ「カバン持ち」がお金持ちになる近道なのか?

ZUU online 7/9(土) 18:10配信

このタイトルに関心を持ったあなたは、おそらく「お金持ちになりたい」に違いない。けれど、実際にお金持ちになれる人というのは、ごくわずかしかいない。ほとんどの人は「お金持ちとは、なりたくてもなれるものではない」と思っているのが実情である。

■手っ取り早くお金持ちになる方法

もし、ある人が筆者に「どうしたらお金持ちになれるだろうか?」と聞いてきたとしたら、その人に、お金持ちの「カバン持ち」になるようお勧めする。カバン持ちとは、経営者などの身の回りの世話を行う人のことである。アテンダーとか付き人とでもいった方がわかりやすいだろうか。

もともと、世の中の「カバン持ち」に対するイメージには、「ゴマすり」や「滅私奉公」といった極端なものが多いが、筆者がお金持ちになる方法にカバン持ちを挙げる理由は他にある。それは、カバン持ちがお金持ちの側にいるためのエクスキューズ(excuse:口実)だからである。

■「お金持ちになれる」法則 "自分の常識を書き換える"

ご注意いただきたいのが、カバン持ちとは、決してお金持ちに「気に入られるために」する行為ではない、ということである。もちろん気に入られるに越したことはないが、それよりも大事なのは、お金持ちの横にいながら、「自分の常識を書き換える」ことである。なぜ、自分の常識を書き換える必要があるのかというと、それは「今のままではお金持ちになれない」からである。

多くの人は、お金持ちになるための思考や方法を知らない。仮に、自分たちの考え方や行動が「お金持ちになれる」法則に則っているのならば、とっくにそうなっているはずである。希望しているにもかかわらず、お金持ちになれないのは、何かが間違っているからに他ならない。

お金持ちと一般人の違いが何なのかを知るには、お金持ちの側にいて、徹底的に自分と彼らの違いをチェックするのがもっとも効果的である。そのためには、口癖が移ってしまうくらいの距離にいて、移動中や食事どきなど、彼らが気を張っていないときまで一緒にいられることがベストなのである。

■「お金を持ち続けられる人=お金持ち」

多くの人は、お金持ちになりたいといいつつ、そうなるための方法を探そうとはしない。ほとんどの人が、ただ「運が向いてくる」ことを、ひたすら待ち望んでいる。そういう人がとる行動といえば、せいぜい宝くじを買うのが関の山である。

ところが世の中を見回してみると、お金があるだけでは、お金持ちになれないことは明らかである。たとえば、宝くじに当たった人の大部分が、数年後には財産を失っている。他にもスポーツ選手など、現役のときには億単位のお金を稼いでいながら、引退後に落ちぶれてしまうといった話は枚挙にいとまがない。

運などで一時的にお金が増えたところで、それを守る術を持たなければ、結局うまくはいかない。ずっと「お金を持ち続けられる人=お金持ち」でいるためには、そうなるための心構えが必要である。

たとえばあなたにも以前、せっかく入った臨時収入を「ちょっと贅沢」といいながら、生活費で適当に使ってしまった……などという経験はないだろうか。小さなお金でさえこの調子なのだから、もし何の準備もなく大きなお金が入ってきたりしたら、なおさら散財することは目に見えている。

一時的な成功ではなく、真に持続可能な成功を手にするためには、大金を得ても身を持ち崩さないだけのマインドを身につけなければならない。「カバン持ち」とは、お金持ちからその技を会得するための、格好の手段なのである。

■お金持ちになるにはスキルがいる

要は、お金持ちとは運でも家系でもなく、「学んでなる」ものである。たとえお金持ちの家に生まれた人であっても、実際はただ遺産を受け継いでいるわけではない。小さな頃からお金持ちになるためのマインドや、お金を守る術を教育されているから、お金持ちでい続けることができる。だったら「そういう家に生まれていない人は、どうすればいいのか?」に対する答えが「カバン持ち」なのである。

カバン持ちがお金持ちへの近道だと知っても、たぶん多くの人はいろいろな理由をつけて、自分にはムリだというだろう。ここで諦めてしまうようでは、おそらくその人は一生、お金持ちにはなれない。

カバン持ちをやっている人は、いったいどうやってこうしたチャンスを掴んでいるのだろうか?答えはすごくシンプルで、タダ働きか、相手が断りようのない条件(自分にとって不利な条件)で提案しているからである。

そうでもない限り、いくらカバン持ちを切望しても一瞬で断られるだろう。そもそも時間単価が違う相手の邪魔になるようでは本末転倒である。

もし「カバン持ちになる以外で、富裕層マインドを身につける方法はないだろうか?」と問う人がいるならば、その人には拙著『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』をご参照いただきたい。この本は、日本の年収トップ1%に入るためのマインドについて解説している。

本書にも書いたことだが、「1億円を持っていない人に、1億円の投資話はやってこない」は、真実である。そして1億円を持つためには、まずその分のキャパシティを広げておくことが大前提なのである。

俣野成敏(またの なるとし)
1993年、シチズン時計株式会社入社。31歳でメーカー直販在庫処分店を社内起業。年商14億円企業に育てる。33歳でグループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年に独立。複数の事業経営や投資活動の傍ら、私塾「プロ研」を創設。お金・時間・場所に自由なサラリーマンの育成に力を注ぐ。『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』(日本経済新聞出版社)など30万部以上の著作を持つ

最終更新:7/13(水) 12:49

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