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<ダーク・プレイス>シャーリーズ・セロン主演「この役を引き受けたのは勇気がある」 監督に聞く 

まんたんウェブ 7月9日(土)16時42分配信

 シャーリーズ・セロンさんが主演とプロデューサーを務めた映画「ダーク・プレイス」が全国で公開中だ。映画「ゴーン・ガール」(2014年)の原作者による小説の映画化で、家族を殺された主人公が、事件発生から28年たった今、再びその忌まわしい事件に向き合うことになるミステリー作だ。メガホンをとった、ユダヤ人迫害事件にまつわる映画「サラの鍵」(10年)を撮ったフランス人のジル・パケ・ブランネール監督に電話で話を聞いた。

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 ◇セロンは「とてもユニークで面白い女性」

 事件は、米カンザス州の田舎町で起きた。母と2人の姉が殺され、当時8歳だった三女リビーの目撃証言から、中学生だった兄が犯人として逮捕された。以来、心に傷を抱えたまま成長したリビーは、28年後、自ら事件の真相に迫っていく。成長したリビーをセロンさんが演じている。

 ブランネール監督によると、セロンさんとは米国の同じエージェントに所属しており、事務所を通じて脚本をセロンさんに送ったところ、それを気に入り、出演を決めてくれたという。「この役を引き受けたセロンは勇気があるよ。自分の殻に閉じこもり、いつも不機嫌で、それ以外の感情を見せない役だからね」と、セロンさんをたたえる。その上で「セロンは、何かをやり遂げようとする意志がとても強く、仕事に対する倫理観をしっかり持っている。スター然と振る舞うこともなく、とてもユニークで面白い女性だ」と評する。

 ◇観客が共感したくなくなるようなキャラクター

 「“闇”から抜け出るまでは、観客が共感したくなくなるような、とっつきにくいキャラクターにしたかった」と説明するリビー像は、セロンさんと話し合って決めたという。その言葉通り、リビーは定職に就かず、周囲からの支援金を当てにするその日暮らしで、服装には無頓着。終始ふてくされたような表情を浮かべ、同情こそすれ、共感し難いキャラクターだ。

 だからこそ、彼女が終盤で見せる、ささやかな笑顔には価値がある。「リビーは暗い過去を背負っており、怒りも持っている。その上また、つらい過去ともう1度向き合わねばならなかった。でも、自分の中にいる“悪魔”と向き合うことで、やっと明るい面を見ることができた。あの笑顔は、彼女の苦労が報われ、希望が生まれたことの証しなんだ」とブランネール監督は解説する。

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最終更新:7月9日(土)21時6分

まんたんウェブ

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