ここから本文です

「会津伝統野菜」を出版 若松の研究家 平出美穂子さん

福島民報 7月9日(土)9時56分配信

 福島県会津若松市の食文化研究家で元郡山女子大食物栄養学科准教授の平出美穂子さん(69)は会津地方で作り続けられてきた農作物の基礎知識とレシピをまとめた本「会津伝統野菜」を出版した。 
 会津伝統野菜の条件として他の種と交配することなく50年以上も栽培され、名前に地名や人名が付いている農作物と定め、20品目を厳選した。 
 それぞれの野菜の特徴、産地、名称の由来、効用などを記した。昔ながらの食べ方をレシピ付きで紹介し、自らが提案した新メニューも取り上げた。栄養素の分析結果や平成13年に発足した会津伝統野菜を守る会の活動状況も掲載した。野菜栽培に詳しい県農業総合センター浜地域農業再生研究センターの佐藤睦人所長が特別寄稿した。 
 平出さんは「会津の風土に育まれた農業と食の文化は誇るべき財産で継承しなくてはならない。広く発信することで風評払拭(ふっしょく)にも役立てたい」と話している。 
 歴史春秋社刊で2160円。取り上げた会津伝統野菜は次の通り。 
 雪中あさづき、荒久田茎立(あらくだくきたち)、ちりめん茎立、慶徳玉葱(たまねぎ)、会津余蒔胡瓜(よまききゅうり)、会津丸茄子(なす)、健次茄子、あざき大根、会津赤筋大根、会津小菊南瓜(かぼちゃ)、真渡瓜(まわたうり)、立川牛蒡(ごぼう)、永田葱、舘岩赤蕪(あかかぶ)、かおり枝豆、とこいろ青豆、お種人参(にんじん)、高田梅、会津みしらず柿、福光赤筋にんにく 

福島民報社

最終更新:7月9日(土)11時9分

福島民報