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「沈まぬ太陽」「火花」…各社オリジナル映像コンテンツが熱い!

Movie Walker 7/9(土) 9:27配信

映画・ドラマファンの間では、今やすっかり浸透したVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス。ここへきて、配信タイトル数や月額料金以上の差別化を図り、注目を集めているのが各社独自の“オリジナルドラマ”だ。今回は激化しつつあるこの一大コンテンツを比較してみたい!

【写真を見る】WOWOWは硬派な作品づくりが魅力(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」)

■ 圧倒的な製作力で独自コンテンツを量産する「Netflix」

まずは、15年9月に日本へ参入したアメリカのNetflixから。ドラマだけでなくアニメ、バラエティ、ドキュメンタリーなど、ハイクオリティかつ多彩なオリジナルコンテンツを取り揃えている。デヴィッド・フィンチャー製作総指揮の「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や、エミー賞を受賞した「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」、「フルハウス」の20年ぶりの続編「フラーハウス」などを配信中だが、日本向けのオリジナル企画も充実。芥川賞を受賞した又吉直樹原作の「火花」といったドラマや、「テラスハウス」の新シリーズなど、話題のコンテンツをラインナップしている。

■ グローバルなドラマ製作に乗り出した「Hulu」

11年よりアメリカから参入してきたHuluも日本オリジナル作品の配信をスタートした。ドイツ発のヒットドラマを日本テレビと共同でリメイクした「THE LAST COP/ラストコップ」や、初の完全オリジナル作品となる「フジコ」などを提供し、巻き返しを図っている。7月23日(土)からは、『ソウ』シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督が、渡辺麻友(AKB48)と宮脇咲良(HKT48兼AKB48)を主演に迎えたホラー大作「CROW'S BLOOD」が配信開始。さらなる話題を呼びそうだ。

■ 話題映画のスピンオフドラマが強みの「dTV」

一方、日本発のdTVは、人気映画と連動したスピンオフドラマが大きな魅力だ。前身の「dビデオ powered by BeeTV」時代から、12年の『悪の教典』をはじめ、『進撃の巨人』シリーズ、『テラフォーマーズ』(16)などのスピンオフドラマを数多く配信している。映画版同様のキャスト・監督・スタッフで制作するという贅沢な作りとなっており、dTVでしか見られない映画のサブストーリーが楽しめる。完全オリジナル作品も増加中で、池松壮亮と寺島しのぶが不倫に溺れる男女をエロティックに演じた「裏切りの街」など、地上波放送では叶わないチャレンジングなドラマも登場している。

■ ドラマ製作に本格参入した「BSスカパー!」

スポーツのライブ中継や、専門チャンネルの豊富さが持ち味だったBSスカパー!も、オリジナルドラマ製作への本格参入を果たしている。スカパー!の人気チャンネルが楽しめる「スカパー!オンデマンド」では、直木賞受賞作家のハードボイルド小説が原作の「破門」と「螻蛄」を今年に入って配信。北村一輝、濱田岳がW主演を務めるなど、キャスト陣も豪華だ。また、人気ミステリーゲームを実写化した「ひぐらしのなく頃に」も現在配信中。“原作に忠実”をモットーに、過激なホラー演出・描写で原作の世界観をリアルに再現している。

■ 国内随一の“ドラマ製作力”を誇る「WOWOW」

また、日本初の有料BS放送局であるWOWOWも、12年にVODサービスに進出。VOD各社のオリジナルコンテンツ製作が激化する以前から、ドラマ製作には特に力を入れてきた。オリジナルドラマ枠「連続ドラマW」にて、03年から年に4~10本と定期的に制作を継続中。芥川賞や直木賞の受賞作家作品の映像化や、演出にも映画監督を起用するなど硬派な作品が特徴的で、その質・量ともに独自の進化を続けている。14年にTBSと共同制作した「MOZU」シリーズは、映画化もされたほどのヒット作。現在も「連続ドラマW」史上最大の製作費をかけたWOWOW開局25周年記念ドラマ「沈まぬ太陽」が放送されている。

キャストや制作スタッフも、映画&地上波ドラマに劣らない豪華さを誇る各社のオリジナルドラマ。ほかのメディアと比べて規制が少ないため、過激な描写や切り込んだ表現も盛り込むことができるとあって、“新時代のドラマ”の大本命とも目されている。ぜひこの機会にオリジナルドラマを満喫してみてはいかが?【Movie Walker】

最終更新:7/12(火) 12:50

Movie Walker

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