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中判カメラの名門、ハッセルブラッドが中判ミラーレス機「X1D」発売

エコノミックニュース 7/9(土) 20:46配信

 ハッセルブラッドといえば、プロ用の6×6サイズ中判カメラの代名詞だ。1841年、スウェーデンのイェーテボリで創業した。ブローニーフィルムを使用する500系/503系は、現在でも名器とされる。米国のアポロ計画の記録用カメラとして採用され、月面に着陸したカメラとしても有名だ。1962年から1975年までの14年間に延べ60台のハッセルブラッドが宇宙に行き、記録を残してきた。

 そのハッセルブラッドから新しいデジタル一眼カメラが登場。「ハッセルブラッドX1D」だ。ミラーレス仕様を選択し、5000万画素CMOSセンサーを、一般的な35mmフルサイズ一眼レフカメラより小さいボディに搭載。レンジファインダーのように小型でありながら、ハッセルブラッドの中判ならのクオリティを提供するカメラとして誕生したのだ。しっかりと手でにぎることができるハンドグリップが細身のボディを美しく引き立たてる。

 同社の中判デジタル一眼レフカメラであるHシリーズに比べて低価格で、ミラーボックスを持たず、ファインダーやデジタルバックの部分も一体型としたことで、小型軽量の特徴的なボディとなった。外装はワンピースのアルミフレームを採用。「HANDMADE IN SWEDEN」との刻印がある。

 X1Dの高解像度背面液晶ディスプーは、カメラ機能のあらゆる操作のためのタッチコントロールを採用。アイコンによるエレガントなユーザインタフェースは、スワイプやピンチでズームするなど直感的な再生機能のほか、すばやくカスタマイズも可能だ。また、XGA電子ビューファインダーが、あまり照明条件が良くないところでも明るくクリアな視野を保つ。

 また、X1Dの高解像度に合わせて設計された新しいオートフォーカスレンズシリーズがまったく新しくなったカメラデザインを引き立てる。新しいXCDレンズは、コンパクトなフォルムでX1Dのスリムなボディにエレガントに調和し、端から端まで優れたシャープネスを実現する、レンズシャッター内蔵のレンズシリーズだ。ハッセルの「Hシステム」を使っているユーザーであれば、オプションのアダプターを使用することで、HシステムレンズをX1Dに使用できる。

 X1DはデュアルSDカードスロットを採用。撮影時に複数の選択肢を提供する高いフレキシビリティ性を持つ。画像は、1枚目のカードの容量がいっぱいになったときに2枚目のカードへ保存を開始する。また、1枚目のカードにJPEG形式で記録されているときに、RAW画像をもう1枚のカードに保存できるなど、両方のカードに同時に記録することも可能だ。

 USB 3.0 Type-Cコネクタで、最先端の接続性で高速転送を実現。高速Wi-Fi機能を搭載し、iOSデバイス上のPhocus Mobileを使って、撮影したショットのプレビューや、ワイヤレスでカメラをコントロールすることも可能。X1Dに内蔵されたGPS機能で画像の位置情報を扱うことも可能だ。

 最大25600まで広がった驚異的なISO感度で、シャドウとハイライトのどちらの領域でも鮮明なディテールで撮影できる。また、1/2000秒から60分までの幅広いシャッタースピード領域でフラッシュ同調を実現し、撮影の幅が広がるという。

 画像センサーはCMOS、5000万画素(6200×8272 ピクセル)、センサーサイズは32.9 x×43.8 mmだ。前述のとおり記録媒体はSDカードでデュアルスロットを採用した。

 背面ディスプレーは、3インチTFTタイプ24 bitカラー、92万ピクセル。タッチ機能あり。ボディサイズ幅×高×奥行き50×98×71mm。重量725g。店頭予想価格はボディ102万円(税別、以下同)前後。XCD 45mmレンズが24万8000円前後、XCD 90mmレンズが29万8000円前後とされる。東京都の高級カメラ専門店では、すでに初期価格99万9000円(ボディ)で予約を受け付けているところもある。(編集担当:吉田恒)

Economic News

最終更新:7/9(土) 20:46

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