ここから本文です

【18歳選挙権】高校生は投票先をどう選ぶ? 参院選「模擬投票」の現場から

高校生新聞オンライン 7月9日(土)17時10分配信

 「18歳選挙権」となって初めての国政選挙である参院選を前に、各地の高校で実際の選挙を題材にした模擬投票や公約比較の授業が行われた。3年生の中には18歳となり「本番」の投票に臨む生徒もいる。高校生は各党の政策をどう見て、何を基準に投票先を決めたのか。模擬投票の現場を取材した。

あいまいな公約には疑問も

 「私は奨学金の政策が気になる」「教育についてはこの党が現実的なんじゃない」。7月5日、玉川学園高等部(東京)の3年生の女子生徒22人が選挙公報や政策比較表を机上に置いて、意見を交わしていた。

 22人は、選択授業「ワールド・スタディーズ」の履修者。この日は、4、5人ずつの班に分かれて、選挙公報や政党のサイト、政治・選挙情報サイト「政治山」が作成した政策比較表などを読んで考えてきた「疑問点」を出し合った。

 「若者が夢や希望を持てる…と書いてあるけれど、具体的なことが分からない」「全力で応援しますってどういうこと?」「教育の無償化とあるけれど、いつ(何歳)までの教育なのか書かれていない」など、抽象的なスローガンやあいまいな公約には指摘が飛ぶ。ある著名人の候補者には「ちゃんと政治の知識を持っているのだろうか」という声も出た。

 班ごとに、各党の政策・公約を読んで気付いたことを発表した。
 「教育の無償化のための財源は?」
 「拉致問題が重要視されていないのではないか」
 「選挙後本当に実現されるの」
 「なぜ政策が無い政党があるのか」
 「与党と野党の政策が似てきてしまっているのではないか」
 「18歳選挙権になったからにはもっと易しい言葉を使ってほしい」

「政策実現の優先順位を示してほしい」

 「信用できる政党に入れたい」という生徒に、担当の※合(そあい=※は石へんに夾)宗隆先生が「信用できるかは、何を基準にしているの」と問い掛けると、「具体的な政策が書かれていないと、何がしたいんだろうって思う」「いいことばかり書いてあると信用性に欠けると思ってしまう。何から実現するのか優先順位を示してほしい」など、政策の具体性や実現可能性を指摘する声が上がった。

1/4ページ

最終更新:7月9日(土)17時18分

高校生新聞オンライン