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手術で右半身まひ 整形外科で50代男性 説明不十分認める 群大病院

上毛新聞 7月9日(土)6時0分配信

 群馬大医学部附属病院(前橋市)は8日、県内の50代男性が手術後に右半身がまひして人工呼吸器が必要な状態になる医療事故を起こしたと発表した。手術の安全性を高める準備や、患者への事前説明が不十分だったという。旧第2外科で手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を受け、患者への十分な説明と、記録を残すことを周知していたが、今回のケースでは十分に行われていなかった。

 同病院が記者会見して明らかにした。病院は男性に謝罪し、今後補償を含めて対応する。

 病院によると、頸椎(けいつい)が脊髄を圧迫して運動機能が低下した男性が昨年11月、症状の進行を止めるために整形外科で手術を受けた。医療用ねじで頸椎を固定する手術を医師3人で行った。ねじの位置がずれて脊髄を圧迫したため再手術をしたが、男性は右半身まひになった。

 学外有識者2人を入れた事故調査委員会が4月、手術は難易度が高く、ねじを挿入する位置を複数の方法で確認するなど、できる限り慎重に準備するべきだったとする報告書をまとめた。男性への説明が不十分だったことも問題視された。担当医が男性にリスクについて十分に説明していなかったとみられる。

 田村遵一病院長は「信頼回復に向けて取り組む中、新たな医療事故が起きてしまい、本当に申し訳ない」と謝罪した。

最終更新:7月9日(土)6時0分

上毛新聞