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<参院選>野党は共闘せず舌戦、自公2議席確保か 10日に投開票

埼玉新聞 7月9日(土)6時30分配信

 第24回参院選は10日、投開票を迎える。現職3人を含む6政党6人と諸派1人の計7人が立候補している埼玉選挙区は、3議席を巡り、激しい選挙戦が展開されている。今回の参院選は安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」や安全保障関連法など、安倍政権が約3年半進めてきた政策の是非が問われる。憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を巡る攻防も注目される。各候補者は選挙戦最終日の9日、県内各地で最後の訴えをする。

 埼玉選挙区は自公の与党が2議席確保できるかが焦点。4選を目指す自民現職の関口昌一氏(63)は「経済再生と雇用の創出」が訴えの中心。歯科医であることから、医師不足の解消など医療問題にも取り組むことも強調。最終日は大宮、浦和駅などで支持を呼び掛ける。

 3選を狙う公明現職の西田実仁氏(53)は「国会質問は219回、議員立法は5本成立させた」と2期12年の実績をアピール。党を挙げててこ入れを図り、推薦する自民も幹部が応援に入った。選挙戦の最後は川越駅で締めくくる。

 野党は共闘することなく、独自の戦いを進めてきた。

 再選を期す民進現職の大野元裕氏(52)は「民主主義を取り戻す戦い」と位置付け、安全保障法制の脆(ぜい)弱さも指摘。「人の命を守り、将来に責任を追う政治をする」と主張している。最後は大宮駅などで打ち上げ式を行う。

 共産新人の伊藤岳氏(56)は「個人消費や実質賃金がマイナスになっている。アベノミクスは大失敗」と批判。安全保障関連法は廃案に追い込むよう支持を求めてきた。最終日は志位和夫委員長とともに、大宮駅で演説を行う。

 おおさか維新新人の沢田良氏(36)は「憲法改正による教育無償化」が主要主張。「国会議員の定数削減」など身を切る改革も掲げ、他陣営との違いを印象づけてきた。最終日は大宮駅などで演説に立つ。

 日本のこころの新人佐々木知子氏(47)は道徳教育の重要性や礼節の大切さ、北朝鮮拉致被害者の早期救出を訴えている。最後は上福岡駅で支持を呼び掛ける。

 諸派新人の小島一郎氏(45)は消費税の減税や国防の強化を訴え、大宮駅で締めくくる。

■参院選埼玉県選挙区立候補者(改選数3―7、届け出順)

伊藤岳(いとうがく)56 党県民運動委員長 共新(生活推薦)

大野元裕(おおのもとひろ)52 参院議員 民現(生活推薦)

西田実仁(にしだまこと)53 政党役員 公現(自民推薦)

小島一郎(こじまいちろう)45 政党役員 諸新

関口昌一(せきぐちまさかず)63 参院議員 自現

佐々木知子(ささきともこ)47 無職 日新

沢田良(さわだりょう)36 会社役員 お新

最終更新:7月9日(土)6時30分

埼玉新聞