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こんなに違うか”年代別”投票率 18歳選挙権導入で若者票どうなる

福井新聞ONLINE 7月9日(土)17時56分配信

 参院選福井選挙区の3陣営は、投票率の行方に気をもんでいる。各陣営幹部に予想を聞くと、盛り上がりに欠けた選挙戦になっており、50~55%との見方が多い。参院選で過去2番目に投票率が低かった2013年の53・78%より低くなる可能性や、過去最低だった1995年の53・02%を下回ることも想定される。「18歳選挙権」が初めて導入され、期日前投票が過去最高のペースで推移する中、結果は果たして―。

 自民現職の山崎正昭候補の陣営幹部は「遊説の反応がとてもいい。希望的観測だが、60%台に乗せることができれば」(仲倉典克選対本部長)と述べる。ただ陣営関係者の中には「大票田の福井市が全然盛り上がっていない。大混戦になった昨年4月の市議選でさえ、48・7%で過去最低だった。50~55%だと思うが、50%を切るかもしれない」との悲観的な見方もある。

 投票率アップに向け、10日の投開票日に行けない人には、9日まで期日前投票できることを呼び掛けている。

 無所属新人の横山龍寛候補の陣営は「公示前は60%台に乗せると思っていたが、今の感じだと50~55%くらいではないか」(山岸克司選対本部長)と推測する。大規模なデモが何度も行われた安全保障関連法への反対感情も、今は鳴りを潜めているとする。

 投票率が上がれば陣営にプラスになるとみており、福井県内8地区の後援会スタッフは連日、幹線道路沿いなどで「投票に行こう」と啓発活動を展開している。

 諸派新人の白川康之候補の陣営は「投票率は13年より低くなるのではないか」とする。年金や消費税など生活に身近な問題が政策論争になっておらず、有権者の関心が低調なままとの見方だ。

 福井新聞社の世論調査では参院選への関心が「大いにある」「ある程度ある」と答えた人は63・9%で13年の前回調査を5・3ポイント下回った。この時、福井選挙区の投票率は過去2番目に低かったため、今回も低水準になる可能性がある。

 一方、期日前投票は順調に伸びている。県選管によると、公示翌日の23日から投票日7日前に当たる7月3日までの11日間で5万1752人が投票した。これは13年(投票日7日前までの10日間)の約1・8倍に当たる。国政選挙で初めて福井市内の商業施設5カ所に投票所が設けられ、買い物ついでに1票を投じる人が多いようだ。過去最高ペースが投票率全体を押し上げるのか注目される。

 若者の投票率もクローズアップされている。昨年4月の知事選では20~24歳の投票率は29・55%で、65~69歳の80・41%と大きな差が出た。6~8日には「18歳選挙権」を踏まえて福井大と福井工大にも期日前投票所が開設された。各陣営は若者票の掘り起こしに力を入れており、その行方にも気をもんでいる。

福井新聞社

最終更新:7月9日(土)17時56分

福井新聞ONLINE