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医師会館を中原区に新築、移転へ 川崎市医師会

カナロコ by 神奈川新聞 7月9日(土)6時33分配信

 川崎市医師会は拠点となる医師会館を中原区小杉町に新築し、来年5月をめどに現在の川崎区宮前町から移転する。市のほぼ中央に位置した方が災害時などに対応しやすいためだ。併せて手狭となっていた中原区の休日急患診療所が6月に新会館へ移転し、市内全区の休日急患診療所は2017年度から同医師会の自主運営となるよう準備が進んでいる。

 新会館は、中原消防署跡の敷地約725平方メートル、鉄骨7階建て、延べ床約3300平方メートル。休日急患診療所や事務所、会議室のほか、今後ニーズが増えると予想される在宅医(訪問医療)のトレーニングルームも設置される。

 中原区では、急速な人口増加で休日急患診療所を訪れる患者数も急増。他の区の平均の1・76倍となり、長い待ち時間が問題になっていた。インフルエンザが大流行した際は待合室がいっぱいになり、寒空の下で待つ患者もいたという。このため、新診療所の待合室は、倍以上の100人近くが入れるようにするという。また、新たに感染症対策ブースを設置するほか、災害時の帰宅困難者の収容も倍の160人となる。

 同医師会は、これまで医師を派遣していた市内7区の休日急患診療所を、市から引き継ぎ、自主運営する予定だ。機器の修理や備品の欠品などの際、手続きで時間がかかることがあったが、対応が柔軟に取れるようになるという。「医師を中心とした明確な責任体制の確立や良質な医療サービスに対する意識改革、長期的には診療科目の拡充などが期待できる」(市保健医療政策室担当)という。補助金は支給される。

最終更新:7月9日(土)6時33分

カナロコ by 神奈川新聞