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連携し地域ブランディング戦略づくりへ 南足柄市など1市5町

カナロコ by 神奈川新聞 7月9日(土)7時33分配信

 足柄上地域1市5町(南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成町)は連携し、より効果的な観光振興策に乗り出す。国の交付金を活用し、公募する民間企業と地域のブランディング戦略を策定。地域全体で観光客を呼び込み、箱根や小田原、湘南といった全国的に有名な観光地に対抗する。

 1市5町はこれまでも、季節の花や農業体験、里山など地域の観光資源を生かした観光事業に力を入れてきた。ただ周囲を見渡せば、訪日外国人が大挙して訪れる箱根をはじめ、集客力のある小田原城を持つ小田原、湘南ブランドが浸透する藤沢や茅ケ崎、鎌倉などがある。「そうした自治体に比べれば、自治体それぞれの認知度はまだ低く、各地域にある観光名所も単体では弱い」

 1市5町はこうした事情に加え、人口減少や少子高齢化が進む基礎自治体の将来を考えれば、地域を活性化する観光分野でこれまで以上に連携を強化する必要があると判断。自治体の枠組みを超え、地域全体の知名度を高めるため、5月に「あしがらローカルブランディング推進協議会」(会長・間宮恒行大井町長)を立ち上げた。

 協議会は、地方創生加速化交付金を活用し、民間企業とともに「あしがらブランディング戦略」を策定する。具体的には、各自治体が取り組んできた従来の観光振興策を見直し、課題を抽出。地域内外の住民の目で新たな観光資源を発掘してもらう。

 その上で足柄上地域のキャッチコピーやロゴを作成。ターゲットとするエリアや客層も明確にしてPR活動を展開するほか、モデルツアーやイベントなどを企画する。協議会事務局の大井町企画財政課は「各市町の観光資源をお互いに活用し、今まで以上に地域活性化に貢献したい」と意気込んでいる。

 参加を希望する企業は12日までに協議会に応募し、27日に企画提案書を提出する。審査は8月に行われる予定で、協議会は最優秀企画提案者に決定した企業と来年3月下旬までの業務委託契約を結ぶ。契約上限額は約2500万円。

 問い合わせは、事務局電話0465(85)5003。

最終更新:7月9日(土)7時33分

カナロコ by 神奈川新聞