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外国人の「困った」解決 金沢東署が通訳チーム結成

北國新聞社 7/9(土) 3:00配信

 金沢東署は、急増する外国人旅行者への対応を強化するため、署独自の通訳チームを結成する。管内には、JR金沢駅やひがし茶屋街があり、石川県内での外国人の遺失物届のほとんどは同署で受理している。チームの6人は、落とし物相談や道案内のほか、犯罪に巻き込まれた場合の初動対応を担当し、外国人旅行者の安全を守る。

 通訳チームは「Higashi(東)」「Interpreter(通訳)」「Team(チーム)」の頭文字をとって「HIT(ヒット)」と名付けた。メンバーは交通2課、生活安全課、警備課、金沢駅前、武蔵ケ辻、浅野川大橋の各交番から英語などが堪能な県警指定通訳官4人を含む6人が選ばれた。この3交番と同署に配置される。

 新幹線開業後の昨年度、県内で受理された外国人の遺失届件数は前年度と比べ61件増の99件で、このうち76件が金沢東署管内となっている。

 同署によると、今年はレンタカーを利用する外国人の交通事故が増えている。HITのメンバーとなる交通2課の八窪将士巡査部長(33)は「複雑な交通事故の手続きは、言葉が通じないと難しい」と話す。

 ひがし茶屋街近くの浅野川大橋交番には、「道を教えてほしい」とやって来る外国人が多い。メンバーの1人で同交番に勤務する石本智子巡査(33)は「できるだけ早く丁寧に教えていきたい」と語る。

 金沢東署は12日、HIT指定書交付式を行う。署員を対象とした英会話研修会を開き、金沢駅前交番では、外国人旅行者が荷物を盗まれ、交番に駆け込んで来たと想定して訓練を実施する。

 田中実地域官(57)は「外国人旅行者に問題が起きた時、スムーズに解決できる体制を整えたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/9(土) 3:00

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