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PS VRと同日発売! リズムバイオレンスゲーム『Thumper』のクリエイターが登場【BitSummit 4th】

ファミ通.com 7月10日(日)0時31分配信

文・取材・撮影:ライター 櫛田理子

●10月13日にPS VRで遊べる!
 2016年7月9日~10日、京都市勧業館みやこめっせにてインディーゲームの祭典BitSummit 4thが開催。初日のメインステージには、リズム“バイオレンス”ゲームとして話題の『Thumper』を手掛ける、Marc Flury氏が登壇した。『Thumper』は、昨年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門にて優秀賞に輝いた作品ということで、審査員を務めたゲームクリエイターの飯田和敏氏もステージに上がった。

 『Thumper』は、従来のリズムアクションゲームに、スピード感と衝撃的なものを盛り込んだという、人呼んで“リズムバイオレンスゲーム”。プレイヤーは“宇宙甲虫”となり、レールを疾走しながらリズムを刻み、怪物を倒していく。会場では、PCバージョンとPS VRバージョンのデモンストレーションが行われていたが、この日、PS VRバージョンの発売日が10月13日であると発表された。つまり、PS VRと同日リリースである。『Thumper』の開発を手掛けるDroolのMarc Flury氏は「完成まではまだ2ヵ月ほどかかります。とてもプレッシャーを感じていますが、こうして会場でみなさんが楽しんでくださっているのを見ると、きっとうまくいくんじゃないかなと手ごたえを感じています」と語った。

 まだPS VRバージョンをプレイできていない飯田氏が、「プレイすると普通の気分ではいられないゲーム。激しいエフェクトに、変拍子の織り込まれたリズムに……いわゆる音ゲーとはまったく異質な体験。これをVRでやったら、本当にヤバい作品になるんだろうな」と期待を述べると、Flury氏は「VRの機能を必ずしも使いこなしているわけではありませんが、プレイしているときの臨場感や没入感、熱中度などに直結しているんじゃないかと思います」と応じた。

 ところで、この日のメインステージでは、『パラッパラッパー』の生みの親である松浦雅也氏の講演もあり、楽屋では松浦氏とFlury氏が交流する機会があったという。「『パラッパラッパー』は自分がゲーム開発の道に進もうと思ったきっかけとなった作品。影響を受けた結果、アメリカのHarmonixに入社して音楽ゲームに携わり、独立して『Thumper』を作りました。運命的な出会いだったと思います」と、Flury氏は興奮気味にコメント。飯田氏は「リズムゲームのクラシックである『パラッパラッパー』と、最新の『Thumper』を作った人たちが、同じ空間で交流できるBitSummitは素晴らしい」と語った。

 さて、『Thumper』が優秀賞を受賞した文化庁メディア芸術祭は、今年で20回目を迎えるという。ステージの最後に、飯田氏がBit Summit出展者に応募を呼びかけると、Flury氏も「文化庁メディア芸術祭の魅力は、ゲーム以外のジャンルとクロスオーバーできることで、アニメや漫画、インスタレーションなどのクリエイターから刺激を受けました。昨年、アニメーション部門で大賞を受賞したフランスの作品からはとくにインスピレーションを受け、『Thumper』の3ステージ目に反映しています」と、イベントの広報に一役買っていた。

最終更新:7月10日(日)0時31分

ファミ通.com