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沖縄区、辺野古が最大の争点 参院選きょう投開票

沖縄タイムス 7/10(日) 5:01配信

 第24回参院選は10日、投開票される。安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正に賛同する自民、公明両党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党などの改憲勢力が、国会発議に必要な全議席の3分の2に達するかが焦点。11日未明には大勢が判明する見通しだ。与野党は、安倍政権の経済政策アベノミクスや安全保障政策などを巡り、攻防を繰り広げた。「安倍政治」に審判が下る。首相は自民、公明両党で改選過半数(61議席)確保を勝敗ラインに設定。改選1人区での候補者一本化で共闘した民進、共産、社民、生活の野党4党は、改憲勢力の3分の2阻止を目指す。「18歳選挙権」が国政選挙で初適用された。
 沖縄選挙区(改選数1)は事実上の一騎打ちを展開する自民公認の現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)=公明、維新推薦、無所属新人で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)が9日夕、那覇市内で打ち上げ式を開き、応援弁士とともに最後の訴えで、支持を呼び掛けた。沖縄選挙区には幸福実現党公認の新人で県本部副代表の金城竜郎氏(52)も立候補している。
 沖縄選挙区は米軍普天間飛行場の返還を巡る名護市辺野古への新基地建設の賛否が最大の争点となり、選挙結果は普天間問題の行方に大きく影響しそうだ。
 島尻氏は普天間の危険性除去を理由に「辺野古を含めたあらゆる選択肢を排除しない」、伊波氏は「辺野古への新基地建設反対」と主張が明確に異なる。
 アベノミクスの経済効果を強調し憲法改正に前向きな姿勢を示す安倍晋三首相への県内有権者の評価も下される。
 県選挙管理委員会(当山尚幸委員長)が発表した公示前の選挙人名簿登録者数は過去最多の115万5811人(在外登録者数を含む)で、男性は56万3015人、女性が59万2796人。公職選挙法改正で選挙年齢が18歳以上に引き下げられる初の選挙となり、県内では約3万5千人が新たな有権者になった。
 9日までの期日前投票者数は18万9522人。

<島尻安伊子候補>振興進め暮らし充実
 沖縄担当相として、私なりに頑張ってきた。厳しい沖縄の子どもの貧困問題に第一に着手できたことは、皆さまにもご評価いただけたと思う。この事業はこれからが勝負。国会に戻ってこの問題に取り組み、沖縄の子どもの貧困をゼロにしたい。
 県民の暮らしが今日よりもあした、あしたよりもあさって、良くなることを第一に頑張ってきた。国の施策が入って、今の明るい沖縄ができている。これを前に進め、暮らしをもっと充実させないといけない。
 沖縄の経済を強くするのは当然だ。これまでにない沖縄振興策をどんどん打って、今の好景況感を腰折れさせることなく、前へ前へと進めていきたい。
 これらを実現できるのは自公政権だ。安倍首相の下で沖縄振興を進めていく。明るい未来志向の沖縄をつくれるのは、私と公明公認の秋野公造氏しかいない。

 島尻安伊子氏(しまじり・あいこ) 1965年3月生まれ、仙台市出身。上智大文学部卒。2007年4月の参院補選で初当選。15年10月から沖縄担当相。

<伊波洋一候補>団結し辺野古断念へ
 公示以来、多くの皆さまに支えられて県内をくまなく回り訴えてきた。私たちには新しい基地はいらない。国政の場から沖縄の発展に尽くさせていただきたい。沖縄の未来を左右する参院選、皆さんの力強い支援の下で必ずや勝利していこう。
 県民の団結の力で辺野古新基地を断念させることが、沖縄の新しい第一歩を歩み出すことになる。この選挙は辺野古新基地建設をめぐる闘いだ。最終決着をつけていこう。
 沖縄は27年間の米軍統治の結果、所得の低下、貧困などの問題がまだある。解決に向けて、国政の場から取り組ませていただきたい。県議2期、市長2期の経験を生かしながら、離島を含めさまざまな地域の課題を、国政の場で解決に向けて取り組んでいく。
 沖縄の新しい未来をつかみとろう。勝利を手にするまで頑張っていこう。

 伊波洋一氏(いは・よういち)  1952年1月生まれ、宜野湾市出身。琉球大理工学部卒。2003年、宜野湾市長選に当選。10年に知事選出馬で退任。

<金城竜郎候補>日米の協調必要
 最大の争点は米軍普天間飛行場の辺野古移設となった。県民大会で海兵隊撤退決議がされたがどうやって沖縄を守るのか。辺野古移設は日米が約束したことだ。中国の脅威が迫る中、日米は協調しなければならない。辺野古に移せば普天間が返り、負担軽減になる。

 金城竜郎氏(きんじょう・たつろう) 1964年5月生まれ、那覇市出身。沖縄国際大文学部卒。2009年、12年衆院選、10年、13年参院選に立候補。

最終更新:7/10(日) 9:30

沖縄タイムス