ここから本文です

韓国 モンゴルと協力拡大へ=対北朝鮮圧力を強化

聯合ニュース 7月10日(日)11時23分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は14日、アジア欧州会議(ASEM)首脳会合に出席し、モンゴルを公式訪問するため同国の首都ウランバートルを訪問する。

 ASEM首脳会合では英国の欧州連合(EU)からの離脱問題が主要議題となる見通しだが、朴大統領の訪問には北朝鮮への圧力を強める意味も含まれる。

 朴大統領は15~16日に開かれるASEM首脳会合で、米政府が人権侵害を名目に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら政権幹部を制裁対象に加えたことを強調しながら、アジア、欧州の国を対象に北朝鮮の非核化に向けた国際社会の支持と努力をあらためて訴える見通しだ。

 続く17~18日はモンゴルのエルベグドルジ大統領の招きによる公式訪問として同国に滞在する。モンゴルは北朝鮮と伝統的に友好関係を結んできたため、戦略的価値が高いと評価される。

 モンゴルと北朝鮮は1948年10月に国交を結んでから友好協力関係を維持してきており、エルベグドルジ大統領は2013年10月に訪朝したこともある。

 韓国は1990年3月にモンゴルと国交を結び、関係を強化してきた。モンゴルが金大中(キム・デジュン)政権の太陽(融和)政策を支持したことに反発し、北朝鮮が1999年にモンゴルの北朝鮮大使館を閉鎖するなど、両国の関係が一時冷え込んだこともあった。

 しかし、北朝鮮にとってモンゴルは依然、重要な友邦国であり、深まる孤立の中で頼れる協力国の一つだ。

 このため、北朝鮮に対するモンゴルの発言やメッセージが持つ意味は小さくない。特に、モンゴルは1990年の民主化革命を通じ、アジアの社会主義国家のうち、初めて民主主義・市場経済に体制に転換した国で、北朝鮮に「変化の実利」を示すことができるモデルと評価されている。

 朴大統領はエルベグドルジ大統領との首脳会談を通じ、両国関係の発展と北朝鮮問題に対する協力強化を協議することで、北朝鮮に圧力をかけるメッセージを発信する効果を得られるとみられる。

 エルベグドルジ大統領の北朝鮮に対する発言も注目される。5月に訪韓した際には朴大統領との首脳会談で、「朝鮮半島の非核化支持がモンゴルの一貫した立場。北朝鮮は国連安全保障理事会の決議を履行すべき」と話した。

 韓国政府関係者は「孤立した状態の北にとって韓国・モンゴル首脳会談は見たくないシーンになるだろう。モンゴルのように体制転換や開放改革をすれば、よくなるとのメッセージを北朝鮮に発信する効果があるだろう」と話した。

最終更新:7月10日(日)11時26分

聯合ニュース