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北朝鮮 THAAD韓国配備に「沈黙」=3日間反応なし

聯合ニュース 7月10日(日)14時54分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国と米国が8日に米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を在韓米軍に配備することを正式に発表したが、北朝鮮はなぜか「沈黙」を守っている。

 北朝鮮当局はTHAAD配備の発表から3日目となる10日現在、立場表明や論評を発表していない。国営メディアの朝鮮中央通信や朝鮮中央放送、平壌放送などもTHAADに関する報道をしていない。

 これまで北朝鮮は朝鮮半島にTHAADを配備する動きに敏感に反応してきた。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は2月、THAAD配備について、「北南(南北)関係の破局を招くもので、許せない反民族的、反統一的犯罪行為」と指摘。朝鮮中央通信は同月、朝鮮半島にTHAADが配備されれば、韓国が朝鮮半島周辺国で最初のターゲット対象になり得ると主張した。

 ただ、北朝鮮が9日に行った潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験が、THAAD配備に対する一種の武力示威だったとの指摘もある。

 韓国・北韓大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「北のSLBM発射は人権侵害を名目に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら政権幹部を制裁対象に加えた米国に対するものだが、THAAD配備に対する間接的な反発とみることができる」と説明した。また、THAAD配備に対し、中国とロシアが直ちに立場を表明しているだけに、北朝鮮当局が近く公式な反応を示すと予想した。

最終更新:7月10日(日)14時56分

聯合ニュース