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<アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅>ボビン監督に聞く タイムが暮らす永遠の城は「日本のゲームから影響を受けた」

まんたんウェブ 7月10日(日)19時1分配信

 英国の作家ルイス・キャロルによる不朽の名作「不思議の国のアリス」の“その後”を描いた映画「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)から6年。その続編「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が全国で公開中だ。前作のティム・バートン監督からメガホンを託されたのは、人気マペットキャラクターが総出演するミュージカルコメディー映画「ザ・マペッツ」(11年)で、人間と人形の“共演”を成功させた英国人のジェームズ・ボビン監督。「『不思議の国アリス』は、英国人にとってDNAの一部のようなもの」であり、「アリスの世界が大好き」というボビン監督は、実は日本のテレビゲーム好きでもあるという。来日したボビン監督が、今作に込めた思いや、今作と日本のゲームとのつながりについて語った。

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 ◇「アリスはモダンで賢明で熱意ある女性」

 「今回、女性を主人公にした作品を作ることができてすごくうれしい」と喜ぶボビン監督。「これだけの規模の作品で、女性が主人公というのはなかなか稀(まれ)です。その意味では、まだまだ男女平等というまでには至っていません。だからこそ、そういった残念な現状を、少しでもよりよい方向に持っていけるように、僕達も最善を尽くしたつもりです」とボビン監督は今作に注いだ意気込みを語る。

 今回、アリスが体験するのは“時間の旅”だ。前作から3年後を舞台に、アリスが、ワンダーランドの愛すべき友人、マッドハッターの悲しい過去を取り除くために、時間をさかのぼる大冒険を繰り広げる。アリス役のミア・ワシコウスカさんはじめ、マッドハッター役のジョニー・デップさん、赤の女王役のヘレナ・ボナム・カーターさん、白の女王役のアン・ハサウェイさんら、前作のキャストが再集結している。

 前作にも増して、強く、たくましくなったアリス。ボビン監督はそのキャラクター像を、「彼女が生きた19世紀のビクトリア朝時代は、女性が自分のやりたいことを口にして、それを実行に移すなんて、受け入れられないことでした。そもそも、やりたいことを口にするだけで、この人、頭がおかしいんじゃないかと思われていたような時代です。そんな中でアリスは、ひときわモダンで賢明で熱意がある女性なのです」と説明。その上で、「彼女からインスピレーションを受け、また、彼女の生き方を模範として見ていただけたら」と今作を世の女性たちにアピールする。

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最終更新:7月10日(日)19時3分

まんたんウェブ