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マインクラフトで人工知能を育てる「Project Malmo」、MicrosoftがGitHubで一般公開

ITmedia ニュース 7月10日(日)7時19分配信

 米Microsoftは7月7日(現地時間)、同社のものづくりゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を採用する人工知能(AI)訓練プロジェクト「Project Malmo」をオープンソースで公開したと発表した。Java版のmodとWindows/Linux/Mac OS対応のコードが、MITライセンスの下でGitHubで公開されている。

他のキャラクターと同じように行動し、会話もできる

 同社は3月にこのプロジェクトを「Project AIX」として一部の研究者にプライベートプレビューで提供し、今夏に公開する計画を発表していた。

 Project Malmoは、人工汎用知能(Artificial General Intelligence)と呼ばれる、人間には簡単でもコンピュータが獲得するのは難しい汎用的な知能を持つAIの構築を目指すプロジェクト。

 AIは、例えば囲碁でプロ棋士を負かすような、単目的では高機能を発揮するが、負けた相手をなぐさめるような、人間には当然できることはまだできない。そうした汎用知能を育成する環境として、多目的でソーシャルでもあり、何度でもトライアンドエラーが可能なマインクラフトは最適だ。

 プロジェクト参加者は、人工知能のbotを作り、自分で使い慣れた言語でプログラムを組むことでマインクラフト内でこのbotで他のキャラクターと同じように行動させることで育てていくことができる。

 自分のmalmoを育てるには基本的なプログラミングスキルは必要だが、「上級プログラマーである必要はない」という。

 なお、Malmoという名前の由来の説明は特にないが、恐らくマインクラフトの開発元であるMojangが生まれた国、スウェーデンの都市「マルメ」から来ていると思われる。

最終更新:7月10日(日)7時19分

ITmedia ニュース