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清宮が手塩、早実1年生4番・野村が本塁打デビュー 初公式戦で

デイリースポーツ 7月10日(日)12時47分配信

 「高校野球・西東京大会2回戦、早実11-1啓明学園」(10日、ダイワハウススタジアム八王子)

【写真】初戦に勝利し、清宮とガッツポーズ

 注目のスラッガー・清宮幸太郎内野手(2年)を擁する、昨年の西東京優勝校で昨夏甲子園4強の早実が啓明学園に五回コールド勝ちした。「3番・一塁」に座る清宮の後を打つ4番には1年生の野村大樹(だいじゅ)内野手が入り、高校初の公式戦でコールド勝ちを決定づける3ランを放った。

 打者一巡の攻撃となった三回、目の前で清宮がストレートの四球で歩かされ、2死一、二塁で野村が打席に入った。初球を引っ張ると鋭い打球は左翼スタンドへ一直線。一塁走者だった清宮は手を大きくたたき、自分が本塁打を打った時よりも喜びをあらわにしていた。

 野村は「片手ですくった感じだったんで、入るか分からなかった。観客がわーっとなったので、それで入ったと思いました」と無我夢中の一打だったと振り返った。1年生でありながら名門の4番を務めることになり、「緊張感もあった」という第1打席は一ゴロ。しかし、第2打席は球筋も見えてきたのか四球を選び、第3打席で本塁打をたたき込んだ。

 同志社中時代は大阪福島シニアに所属していた。全国大会3位を経験し、U-15(15歳以下)日本代表にも選出された。172センチ、80キロと体は大きくはないが、思い切りの良さと広角に打てることが売り。三塁のほか、捕手も経験している。6歳の時に斎藤佑樹(現日本ハム)を擁して早実が優勝した夏の甲子園を球場で観戦した。「このユニホームを着て野球をやりたい!」と心に決めた夢を実現させた。

 今春の大会後に試合に出始めた。5月から、春の大会では4番に入っていた清宮が3番に戻り、清宮-野村の3、4番コンビが定着した。「清宮さんが返してくれるので、ランナーがいないのは楽な部分もある。ランナーをためられると緊張もするんですけど、ゲッツーになってもいいよと声をかけてくれるので、その辺は気持ちは楽です」と清宮ら先輩に支えられつつプレーしている。

 清宮も手塩にかけて野村を育てている。試合前のウオーミングアップ、練習から、野村と一緒に行動した。「まだ慣れてないと思うので、教えてあげるというか、こんな感じなんだよというか」と照れくさそうに自分のコーチぶりを明かす。凡退した第1打席を見て「力抜けよ!」と声もかけたり、投手交代の際には狙い球を相談したりと良いコンビ関係を築いている。

 野村の存在はチームにとって大きな意味がある。昨夏の甲子園でも活躍した1番の金子と清宮の打順が狭まることで打線につながりが生まれ、清宮が歩かされても野村がポイントゲッターとなれる。また、清宮は野村から、野村は清宮から刺激を受け成長する相乗効果も期待できる。

 清宮は野村を「去年の自分よりは全然上」と絶賛。昨年4番を務めた加藤雅樹(現早大)と比べても、「遜色ないです。加藤さんには申し訳ないですけど(笑)」と冗談を交えながら実力を認める逸材だ。2年連続の“怪物1年生”が、早実の大きな武器になる。

最終更新:7月10日(日)13時51分

デイリースポーツ

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