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i☆Ris、レア曲と涙と天然添えて富士山のふもとで“満4歳”を祝福す

音楽ナタリー 7月10日(日)23時44分配信

昨日7月9日、i☆Risのライブイベント「foooour」が山梨・i☆Ristellartheater(河口湖ステラシアター)で昼夜2回にわたって開催された。本稿では昼の部の模様をレポートする。

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「foooour」はi☆Risの結成4周年記念ライブ。当日は会場の河口湖ステラシアターが「i☆Ristellartheater」に改称され、最寄りの河口湖駅の案内表示板がグループ仕様に。また声優も務めるメンバーよる車内アナウンスが流れる富士急行線が臨時運行され、“i☆Ristellartheater”エントランス付近にはメンバーがそれぞれ考案したフードメニューを提供する屋台がお目見えするなど、ステラシアター一円がi☆Risカラーに彩られていた。そしてそのお祭りムードの中、格闘技興行のように英語でメンバーを紹介するナレーションを背に、ステージへと続くランウェイに順に姿を現した山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希の6人は最新シングル曲「Ready Smile!!」で4周年記念ライブの幕開けを飾った。

「Ready Smile!!」のミュージックビデオのロケ先は河口湖周辺。その“ご当地ソング”を歌った彼女たちは、側転や馬跳びを取り入れたアクロバチックなダンスで魅せる「徒太陽」、オーディエンスのクラップを煽った「Happy New World☆」とアッパーチューンを連発する。ライブ序盤から客席の熱気をピークへと押し上げると、山北は「初夏な感じにフォー、フォー盛り上がってほしい」と“4”周年らしいMCでオーディエンスを挑発。これを合図に6人は爽快なブラスを聴かせるサマーチューン「Summer Vacation Love」や、この日ステージで初披露となった、曰く「セクシー」なラテンテイストの1曲「Garnet」とバラエティ豊かな楽曲をパフォーマンスするとリメイク法被にお色直しして、さらなるお祭りムードを演出した。

そしてライブ中盤はセットリストもお祭りならではの展開に。芹澤の「ひさびさの歌を歌っちゃいたいと思います!」の声と共に彼女たちは、デビュー2年目、2013年のシングル「§Rainbow」のカップリング曲にして、アニメ「らき☆すた!」のオープニングテーマ「もってけ!セーラーふく」の永井ルイアレンジバージョンや、同年発表のミニアルバム「カバ☆リス」収録のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の関連ラジオ番組の楽曲「最強パレパレード」、アニメ「ワンピース」のオープニングテーマ「ウィーアー!」というカバー曲を3連発して、客席の盛大な大合唱を誘発。またその直後には“i☆Ristellartheater”の熱気を冷ますかのように、2015年の3周年記念ライブでも好評を博した若井のピアノによる弾き語りセットでバラードアレンジの「ユメノツバサ」と「Defy the fate」を披露。演奏後、メンバーから「昼ご飯を食べるのを忘れるほど緊張していたんだよね」「ありがとう!」と感謝を伝えられるや、声を上げて泣き出してしまうほど緊張していた若井のドラマチックなピアノの音色と、曲が進行するたび2声、3声、はたまた5声、6声とさまざまなハーモニーを自在に響かせるメンバーのコーラスワークで万雷の拍手を集めてみせた。

ワルツ、タイトな8ビート、マーチとクルクルとリズムが変化するストレンジでポップな「幻想曲WONDERLAND」のアウトロで久保田が「今日から5歳のi☆Risをよろしくお願いします!」と叫ぶも、すかさず澁谷に「(4周年だから)4歳だよ」とツッコまれてへたり込むファニーな場面を挟みつつ始まった後半戦、彼女たちはアゲ曲にして、4年のキャリアを振り返るような楽曲を連投する。山北言うところの「i☆Risの忘れられたタオル曲」、2015年発表の「ハチャメチャ×ストライク」でオーディエンスと共にタオルを振り回せば、2013年の「§Rainbow」ではそのオーディエンスたちが、モータウンビートに乗せてBメロを1人で歌う芹澤に向かって大「芹澤」コールを巻き起こす。その後も「Make it!」「ミラクル☆パラダイス」とメンバーがメインキャストの声優を務めるアニメ「プリパラ」シリーズの歴代テーマソングで肩で息するほどの熱演を見せ、最後は円陣を組み、2012年のデビューシングル「Color」をパフォーマンス。「ずっと 夢はもう止まらないよ」「信じて輝くよ」と改めて決意の言葉を歌い上げた。

客席の「i☆Ris」コールを受けてステージに舞い戻った彼女たちは「『Color』を歌ったからこの曲も」と、フォーキーな1stシングルのカップリング曲「らむねサンセット」でメロウにアンコールをスタートさせるも、以降はライブ本編同様、アッパーでコミカルなステージングを展開。「最近のi☆Risにはないカッコいい系の曲」だと語る、8月3日リリースのシングル曲「Re:Call」をシリアスに歌ったのちには、山北が混ぜっ返すように野太い声で「ありがとうございます」とひと言。そんな彼女が11月に東京・日本武道館公演が控えていることをアナウンスしつつ「今日は満員じゃなかったことが正直悔しい。ここから11月までが勝負だと思っています!」と力強く宣言したのちのラストナンバー「Everybody Let's Go!」でも、6人のノリはそのまま。「久しぶりだね、このタイトルを言うの」と、2012年に若井のソロ作のカップリングとして発表されたこの曲が始まると、久保田はステージ最前まで繰り出して手招きしながら客席の歓声を煽り、茜屋はその久保田と唐突にハグ。後半、若井の「みんなが最高だから、近くに行きたいな!」の声を合図にステージを降りて客席エリア付近に繰り出してからも、若井のソロパートになるやメンバーがオタ芸を打って眼前のオーディエンスたちの笑いを誘う。そして定番の締めの挨拶「Love Chu Chu」で彼らと声を揃えたi☆Risは、大歓声に大きく手を振りながらステージをあとにした。

i☆Ris結成4周年記念イベント「foooour」2016年7月9日 i☆Ristellartheater 昼の部 セットリスト
01. Ready Smile!!02. 徒太陽03. Happy New World☆04. Summer Vacation Love05. キラリ06. Garnet07. もってけ!セーラーふく08. 最強パレパレード09. ウィーアー!10. ユメノツバサ11. Defy the fate12. Believer's HEAVEN13. 幻想曲WONDERLAND14. ハチャメチャ×ストライク15. §Rainbow16. Make it!17. ミラクル☆パラダイス18. Color<アンコール>19. らむねサンセット20. Re:Call21. Everybody Let's Go!

最終更新:7月11日(月)0時0分

音楽ナタリー