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<参院選>10日投開票…激戦区埼玉、大勢判明は深夜 県政にも影響

埼玉新聞 7月10日(日)6時30分配信

 第24回参院選は10日、投開票を迎える。安倍晋三首相(自民党総裁)が進める経済政策「アベノミクス」や安全保障関連法など、約3年半の政権運営の評価について有権者の審判が下される。憲法改正に賛同、容認する勢力が国会発議に必要な3分2を占めるかどうかや、国政選挙で初適用された「18歳選挙権」の導入を含め投票率の行方も注目される。改選数3の埼玉選挙区には6政党6人と諸派1人の計7人が立候補。選挙戦最終日の9日は、各候補が雨の中、最後の訴えに声をからした。

 全国でも激戦区の一つとなっている埼玉選挙区は、自民と公明の与党が2議席を獲得できるかが焦点。

 大勢判明は10日深夜になる見通しだ。

 埼玉選挙区に立候補しているのは共産新人の伊藤岳(56)▽民進現職の大野元裕(52)▽公明現職の西田実仁(53)▽諸派新人の小島一郎(45)▽自民現職の関口昌一(63)▽日本のこころの新人佐々木知子(47)▽おおさか維新の新人沢田良(36)の7氏。

 各候補者や陣営関係者は最終日の9日、有権者の多い県南部を中心に遊説を展開。それぞれの独自色を打ち出しながら、最後の訴えに声を張り上げた。

 前回13年参院選に続き、競合区ながら選挙協力している自民と公明に対し、民進や共産の野党は共闘せず、独自の戦いを進めてきた。4党を中心とする「3議席の戦い」は予断を許さず、結果によっては少なからず県政界にも影響を与えそうだ。

 選挙戦ではアベノミクスの賛否が主要争点に挙がった。与党側の関口、西田両氏は「景気回復の実感を中小企業や家庭の隅々まで浸透させる」と継続を主張。対して大野氏は「成長戦略なき金融政策」と批判。伊藤氏は「若者の未来を奪っている。大失敗」と断じた。佐々木、沢田両氏は街頭演説などでは明確に賛否を示さなかった。小島氏は消費税の減税などを訴えた。

 投票は県内1766カ所で午前7時から午後8時(一部地域は繰り上げ)まで行われる。埼玉選挙区の開票確定は11日午前0時半ごろ、比例は同2時半ごろを見込む。

 熊谷地方気象台によると、10日の埼玉県内の天気は晴れのち曇り、降水確率は20%。

最終更新:7月10日(日)6時30分

埼玉新聞