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「全国最速」で当確、自民現職の福岡さん 参院選・佐賀選挙区

佐賀新聞 7月10日(日)23時47分配信

 18日間に及んだ長い選挙戦は、午後8時に投票が締め切られた直後、決着がついた。テレビの選挙番組で「当確」が報じられると、佐賀県佐賀市多布施の事務所で勝利を確信していた支持者約300人は一斉に歓喜した。衆院選を含め選挙戦績「2勝2敗」の福岡資麿さん(43)にとっては悲願の連勝。「皆さんの1票1票の力によって勝たせていただいた」と感謝を述べた。

 自民現職で内閣府副大臣という圧倒的な知名度と組織力で、終始優位に選挙戦を進めた。出陣式から「敵は自分たちの心にある」(総括責任者・今村雅弘衆院議員)と油断を警戒した。野党が一本化した候補は県内で無名だったが批判を緩めず、「地元をよく知る人を送り出そう」と着実に支援の輪を広げた。

 「勝ちぶり」も問われた選挙だった。

 これまで自民の最大支持基盤として「保守王国」を支え、集票の実働部隊を担ってきた県農政協議会。自民の農業政策を批判し自主投票を決め、空席が目立つ個人演説会もあった。演説で産業活性化を訴える際、真っ先に農業政策に触れるなど、昨年1月の知事選で亀裂が生じた関係の修復に向けた配慮がにじんだ。

 得票数が今後の政治活動を左右するとして、終盤は「投票率50%を割れば佐賀の政治意識が問われる屈辱」(陣営幹部)など、「支持拡大」だけでなく「投票」を促す発言も目立った。選挙協力する公明もフル稼働し、公明支持者も積極的に演説会場に足を運んだ。

 「全国最速の当確」に事務所は祝福ムードに包まれた。今村議員が「国のため古里のため汗をかくことが何よりの恩返しだ」と勝利宣言すると、福岡さんは「全面賛成でなくても私に入れてくれた人もいる。地域の暮らしを良くしたいという人の気持ちに応えたい」と活躍を誓った。

最終更新:7月10日(日)23時47分

佐賀新聞