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<参院選>高校球児ら初投票「投票しないで政治への意見は言えない」

埼玉新聞 7月10日(日)10時30分配信

 埼玉県の夏を熱くする全国高校野球選手権埼玉大会が9日、県営大宮球場で開幕した。高校野球の集大成となる大会と時期を同じくして、国政選挙に一票を投じるという人生で初めての経験をした18歳の選手もいた。10日は参院選の投開票日。選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられ、権利を行使した高校球児は自らの将来を見詰め、グラウンドに立つ。

 10日に1回戦を戦う慶応志木の3年及川耀平選手は6月末に期日前投票を済ました。「何も変わらないからといって投票しないのはおかしいと思う。選挙権が18歳からになったので、分からないなりに政治を知ろうとする義務がある」と話した。

 「ゲームが終わった後に投票に行こうと思っています」と言うのは同校3年の平家裕也主将。「自分たちが日本の政治に関わる権利を手にして、権利を使わないのは無責任。投票をしないで政治に対する意見は言えない。選挙権が2歳下がって、若者の意見が反映されると思う」と期待を込めた。

 同じく10日に初戦を迎える春日部の3年秋元航選手は7日に投票所へ足を運んだ。「高校生のうちから日本の政治に参加できる。自分の将来にも関わってくることなので、そのためにも権利を行使した」。さまざまなニュースについて目を向けるようになり、現在は国際政治に関心を持っているという。

 早大本庄で中軸を担う3年小松正樹選手も期日前に投票を済ませた。「(政治は)今まで遠く感じていたが、近く感じるようになった」と話す。国政を担う議員に一票を投じることへの責任も感じていたが、「参加して良かった」と振り返った。

 不動岡の3年早川亮輔選手は開幕前日の8日、「初めての選挙なので行ってみよう」と両親と共に期日前投票所へ。「選挙を経験し、ちょっと大人になった気分。一試合でも多く試合をして、指導者や両親に恩返ししたい」と心機一転、決戦の夏に気持ちを向けていた。

最終更新:7月10日(日)10時30分

埼玉新聞