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進化する韓流アイドルに初の体系的年鑑

ハンギョレ新聞 7月10日(日)7時46分配信

アイドル音楽ウェブマガジン「アイドロジー」が『アイドル年鑑2015』出版

417枚のアイドル音楽を形態別に整理し実相分析
デビューしたアイドルの星座、身長、出生地などの統計も

 21世紀初めの韓国の大衆音楽のキーワードは何だろうか。後の世代には「アイドル」と評価されるかもしれない。韓流のアイコンに浮上したアイドルは絶えずリセットされ、拡張し続ける。アイドル音楽専門批評のウェブマガジン「アイドルロジー」(idology.kr)が発行した『アイドル年鑑2015』に要約されたアイドル音楽の特徴だ。

 アイドル年鑑2015は、韓国のアイドルの年間活動を集大成した初の資料集となる年鑑だ。この年鑑では、2015年に出されたアイドルのアルバム417枚を形態別に整理し、音楽評論家のキム・ユンハ氏ら執筆陣が2015年のアイドルの実相を分析した。

 キム氏は昨年、「シャイニー」のジョンヒョンをはじめとするアイドルのソロ活動を分析し、「アイドルソロ時代」の幕が開けたと評価する。チームを脱退しなければならなかった1世代と違い、チームの空白期を利用してソロ活動をした。彼らは「シンガーソングライター」という虚像の混ざる基準をも壊し、自分の特技を生かしてバラード(スーパージュニアのギュヒョン)、ロッカー(インフィニットのソンギュ)、エレクトロニック・ポップ(エフエックスのアンバー)としてアイデンティティを求め始めた。練習生→正式デビュー→アイドル活動→大衆歌手の成長ストーリーが完成したという。

 音楽評論家のチョ・ソンミン氏は、2015年のファンダムで「すっかり大人になった女の子」に注目する。これまでの若い女の子中心のファンダムに変化が起きているのだ。昨年、ボーイズグループは10台を越えた20~30代の女性をターゲットにしたイメージづくりに積極的だった。「防弾少年団」の場合、「学校3部作」後に「青春」をコンセプトに掲げ、20~30代の女性たちが関心を持つ要素で武装しなおした。ガールズグループも2014年に「セクシー」がコンセプトを主導していたマーケットで多様化した。「少女時代」などのコンセプトに戻った清純型に加え、「女の子友だち」の感性的なガールズグループ、「ママム」などガールクラッシュするガールズグループが加わった。

 執筆陣の一人「おいしいファヒタ」は、デビューしたアイドルを分析した結果、国民アイドルの時代は終わり“好み”を狙い撃ちする時代に突入したと言う。ファンは大衆媒体を通じてではなく、自分が好むメディアを通じてファン活動をする。ファンと企画会社の関係は生産者・消費者の関係を越え、互いに補完する形で進んでいる。評論家のキム・ヨンデ氏は韓国の大衆音楽全体でアイドル化が進行中だと言う。アイドル音楽が少女ファンの専有物から脱し、大衆音楽全般を支配しだしているというのだ。

 年鑑の集計結果、2015年にデビューしたアイドルは60グループ324人(すでにチームに新人メンバーが合流した場合を含めば66グループ339人)になる。平均年齢は21歳に少し満たなかった。19歳(1996年生まれ)が男性27人、女性23人で最も多かった。男女合わせて平均身長は170.86センチ。年鑑は「企画会社が組織したダンス音楽中心のグループ」をアイドルと定義した。アイドロジー編集長の「微妙」は、「アイドルの概念が生まれて20年になるが、アーカイビングにより整理された資料はほとんどない」、「毎年アーカイブ中心の年鑑を出版する予定」と話した。
ク・ドゥルレ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月10日(日)7時46分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。