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東京の食品専門店 「日本百貨店」で梅干し販売

紀伊民報 7月11日(月)6時0分配信

 東京都千代田区にある「日本百貨店しょくひんかん」が、和歌山県産の梅干しの特設販売コーナーを設け、売り上げトップ商品を表彰し、定番商品化する企画を始めた。期間は来年6月末まで。消費者の求める梅干しはどれかを決め、参加事業者で情報共有することで、より良い梅干し作りに生かしていく。


 同店は、作り手と消費者の出会いの場をコンセプトとしした食品専門店。JR秋葉原駅から徒歩1分、約600平方メートルの店内で全国の食材を販売している。

 同店の鈴木正晴代表は、商談会で多くの梅干し事業者に会い、いかにものづくりにこだわっているか、他の事業者とは違うかといった思いを聞くが、それが果たして消費者に伝わっているか、店頭で上手に伝えることができるのか、疑問に思ったという。

 鈴木代表は「それぞれの特徴をきちんと表現し、お客さまに評価してもらうことで、本当に実力のある、マーケットが求めている梅干しはどれか、決める。同時にその情報を参加事業者で共有することで、より良い梅干し作りに生かしていく」と、今回のイベント趣旨を説明する。

 イベントは「日本“梅”百貨店」と題し、今月2日に始まった。みなべ町や田辺市など県内の約40事業者が参加している。期間中一番売れた梅干しが「日本百貨店 お客さまが選ぶ本当にイイ梅干し」、毎月の売り上げトップを「MIU」(MOST イイ 梅干し)として表彰。同店で定番商品化する。

 特設コーナーでは、梅干しだけでなく、干し梅や梅菓子など梅関連の商品も販売し、梅の梅干し以外での加工販売の可能性も探るという。

 2日は同店でオープニングとして、トークイベントがあり、紀南の産地から、梅吉食品(みなべ町山内)の中田真寛社長らも参加。梅干しの種類や機能性などについて話し合ったり、同社とテレビ電話でつなぎ、生産現場の様子を伝えたり、トークイベントのコメンテーターらが画面を見ながら欲しい梅干しを選び、後日プレゼントとして届ける企画をしたりして盛り上がった。

 中田社長は「若い人や海外の人が集まる秋葉原で、PRできる機会ができたことはありがたい。商品を見てもらい、本当に良い品を、価値に見合った価格で買ってもらえる取り組みになれば」と期待を寄せる。

最終更新:7月11日(月)6時0分

紀伊民報