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[プレミアリーグEAST]メリハリ利いたプレスで柏U-18完封!流経大柏が開幕8戦目で初勝利!

ゲキサカ 7月10日(日)18時26分配信

[7.10 高円宮杯プレミアリーグEAST第8節 流通経済大柏高 1-0 柏U-18 柏の葉]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは10日に第8節2日目を行い、千葉県柏市の柏の葉公園総合競技場では流通経済大柏高(千葉)と柏レイソルU-18(千葉)が激突。柏ダービーは流経大柏が1-0で勝ち、今季初勝利を挙げた。

 プレミアリーグでの過去の対戦成績は流経大柏の3勝1分。今季、1分6敗で最下位と苦しんでいた流経大柏が相性の良いライバルから初白星を勝ち取った。流経大柏はポゼッションを狙う柏U-18に対して立ち上がりからハイプレスを敢行。前線のプレスが剥がされた際などには一旦下がって陣形を立て直し、またプレスをかけ直す。ゲーム主将のMF関大和(3年)が「暑かったので90分プレス行っていると最後動けなくなると選手同士で言っていた。だから、しっかりコントロールしながらプレスかけようと」と説明したように、闇雲にプレスをかけるのではなく、場所などを考えながら実行したプレッシングが気温30度の暑さの中で体力面でも余裕をもたせ、また効果を生んでいた。

 守備からリズムを掴んだ流経大柏が押しこむ形に。9分には右サイドでの崩しからFW中村翼(3年)が右足シュートを放つ。また、ミスになることも少なくなかったが、サイドチェンジを多用。そして左のMF鬼京大翔(2年)と右の10番MF本田憲弥(3年)が仕掛けからCKを獲得する。そのセットプレーはニアでクリアされるシーンも多く、攻撃面ではそれほど相手に脅威を与えることはできなかったが、それでも関が「最後の15分でいつもやられているのがあった。無得点でもいいから無失点で行こうと。レイソルは完全に崩さないと打ってこなかったので飛び込まないとか焦れずに守ろうと」という流経大柏の守備が光るゲームとなった。そのハードワークで相手のパスコースを消し、球際の攻防でも関や本田、U-16日本代表MF熊澤和希(1年)らが健闘。最終ラインでは1年生らしからぬ落ち着きとハイボールの強さを示すU-16日本代表CB関川郁万や本田裕一郎監督が「堅実。リスクマネージメントできる」と高評価する右SB佐藤輝(1年)の好守などによって柏に良さを出させなかった。

 この日、U-19日本代表FW中村駿太(2年)が出場停止によって不在の柏は最終ラインまで落ちて攻撃を組み立てるMF加藤匠人(2年)や、U-17日本代表MF田中陸(2年)、MF落合陸(2年)がサイドへボールを動かし、左SB古賀太陽主将(3年)の攻撃参加を交えて流経大柏ゴールへ迫った。その柏U-18はカウンターで相手をひっくり返してチャンスも。21分に左CKから古賀が決定的なヘッドを見舞い、34分には加藤がプレスをかわしながら縦パスを送る。これで抜け出した10番FW昼間拓海(3年)がGKとの1対1から左足シュート。この一撃は右ポストを叩いたが、37分、43分にもいずれもサイドからの攻撃でチャンスをつくり出す。流経大柏のわずかな隙を決定機に結びつけた柏U-18だが、1点を奪うことができない。

 流経大柏は後半立ち上がり、FW古谷三国(3年)と左SB市川侑麻(3年)のクロスが立て続けにゴール前を横切り、18分には中村のスルーパスから交代出場FW河西守生(3年)の決定的な左足シュートが柏U-18ゴールを脅かした。運動量低下とともに柏の中盤3選手にプレスを剥がされるシーンが目立つようになり、また攻撃面でも悪い形でボールを失うなど苦しい時間帯が続いたが、それでも柏にシュートを全く打たせない。関らが歯を食いしばって走り続けたことが終盤に歓喜をもたらす。

 39分、流経大柏は中盤でボールを拾った関がドリブルで前進。FW生方ジャラール勇(3年)の動きによって相手CBの対応が遅れたことを見逃さなかった関は、そのままドリブルで持ち込んで右足を振りぬく。強烈な一撃がU-17日本代表GK猿田遥己(2年)の手を弾いてゴールへ突き刺さった。

 待望の先制点を喜んだ流経大柏は試合再開後もギアを落とさずにハイプレスを継続。関は「相手は失点して落ち込んでいる。相手の心を折りに行くことが大事だと思うので、プレス掛けに行きました」。それでも柏U-18は中央へ縦パスが通るシーンが増え、相手DFに圧力をかける。そして43分にはFW太田泰河(3年)の右クロスから最後はゴールエリアのこぼれをMF中村陸(3年)が左足で狙ったが、枠を外れて追いつくことができなかった。

「今まではラストで失点していた。そこは集中して、声出してできたのでそれが勝利に繋がったと思います」と佐藤。これまであと一歩のところで勝ちきれなかった流経大柏だが、最大の武器であるプレッシングを効果的に活用して初勝利を挙げた名門はここから残留、上位進出へ巻き返す。同じく苦しんで7位で残留した昨年の前期成績は2勝7敗。それだけに、選手たちは次節の市立船橋高戦を制し、昨年の成績を上回って後期を迎えることしか考えていない。

最終更新:7月10日(日)21時11分

ゲキサカ

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