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チャカ・カーンが鎮痛剤依存のリハビリ施設へ プリンスの死が影響

bmr.jp 7月11日(月)22時10分配信

チャカ・カーンが鎮痛剤依存のリハビリ施設へ プリンスの死が影響

チャカ・カーンが鎮痛剤依存のリハビリ施設へ プリンスの死が影響

70年代から活躍するソウルの女王チャカ・カーンが、今月予定されていた公演を全てキャンセル。その理由として処方鎮痛剤に依存しているチャカ・カーンがリハビリ施設に入っているためだと説明された。

今年5月の来日公演でも元気な姿を見せていた63歳のチャカ・カーンだが、処方鎮痛剤の依存症に苦しんでおり、妹のタカ・ブーンと共に現在すでにリハビリ施設に入所していることが発表された。鎮痛剤といえば、今年4月21日に57歳の若さで急逝した音楽界の伝説、プリンスの死の原因が、フェンタニルと呼ばれる強いオピオイド系鎮痛剤の過剰摂取だったことが6月に発表されたが、このプリンスの死が大きく影響したという。

AP通信に送られた公式声明によると、「プリンスの悲劇的な死は、自分たちの人生について改めて考えさせられ、何を優先すべきなのか改めて検討する機会になりました。自分たちの人生を自分たちで救うために行動を起こすべき時だと思ったのです。私と妹は、みなさんのサポート、愛、祈りの全てに感謝します」とコメント。また、「健康を優先することは大変重要なことです。ファンのみなさんの中にはがっかりした人たちもいると思います。しかしながら、私に回復し、より健康になってほしいと願ってくれるファンがいることも分かっています」と述べている。チャカ・カーンが出演をキャンセルした音楽フェスティバル〈California State Fair〉側は、チャカ・カーンが自主的にリハビリ施設入りしたと説明を受けたという。

具体的にいつからリハビリ施設に入所していたかは不明だが、チャカ・カーンは今月中旬にはレコーディングのためスタジオに戻り、8月1日からツアーに復帰する予定とのこと。チャカ・カーンは、主に70年代から80年代にかけてコカインやヘロインを使用していたこと、また10年ほど前までアルコール依存だったことを以前から公にしており、2013年にもカリフォルニア州マリブのリハビリ施設に入所していた。

プリンスが処方されていたオピオイドは、元々はケシから採取される天然アルカロイドから生成された鎮痛剤で、慢性痛に処方される。鎮痛作用が強いものの副作用も強く、また依存性が強いため、過剰摂取による死亡者が多く、薬物依存になりやすい点などが特に近年アメリカで社会問題となっており、プリンスの死後にオバマ米大統領が処方鎮痛剤の依存の危険性について語るなど警鐘を鳴らしている。

チャカ・カーンは2013年に、所属していたファンク・バンド、ルーファスでのアルバム・デビューから40周年となるのを記念して「iKhan」というプロジェクトを立ち上げ、ライブ・アルバムの発売や、ロバート・グラスパーをプロデューサーに迎えたジャズ・アルバムを名門Blue Note Recordsからリリース予定などとアナウンスしたものの、新曲“It’s Not Over”を発売するに留まり、2007年発表の『Funk This』以降、アルバム・リリースは途絶えている。

だが今年2月には、トーネイという名前で活動していたことでも知られるB・スレイドのプロデュースで、「自分を大切にしよう」と歌う新曲“I Love Myself”を発表。また4月には、共にリハビリ施設入りした妹のタカ・ブーン、そしてジャマイカ・ボーイズやオーラのメンバーだったことでも知られる弟マーク・スティーヴンスとの新曲“House Of Love”が発売に。ディスコ調のこの曲は、90年代にM・ピープルの“Don't Look Any Further”などで歌っていたことでも知られるマーク・ベルによる英ダンス・プロデューサー・デュオ=FOMOのデビュー・シングル。元々はタカ・ブーンのみの参加を予定していたが、タカ・ブーンが連れて来たマーク・スティーヴンスが新たに加わり、それを知ったチャカ・カーンも参加したいと申し出たことで、初めて3きょうだいが揃った曲になったとか。

最終更新:7月11日(月)22時30分

bmr.jp