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島をいい方向へ 初の1票 託した思い

琉球新報 7月11日(月)5時0分配信

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての国政選挙となった今回の参院選。県内でも多くの18~19歳の新有権者たちが初めての1票を投じた。政治に参加する実感を得てすがすがしい表情を見せる人がいた一方、投票所が遠いなどの理由で投票に行かない人もいた。
 那覇市さつき小の投票所に一番乗りで投票したのは奥間友芽子さん(18)=那覇国際高3年=と下地七海さん(18)=那覇高3年。奥間さんは「自分が政治に参加できることにわくわくした。大人になった感じでうれしい」と目を輝かせた。
 名護小の投票所に友人と訪れた島袋美優奈さん(18)=名桜大1年=は「今まではどこか人ごとだったが、投票権を得て社会の問題を身近に感じた。選ぶ政治家を真剣に考えた」と思いを語った。宮古高3年の亀川凛快さん(18)は「自分の意見を社会に反映させたかったので、投票できてうれしい。来年には島外に進学する。島がいい方向に向かってほしいと思い投票した」と語った。
 沖縄国際大1年の仲村渠光さん(18)=北谷町=は「これ以上税金は上げてほしくないが、年金が受給できるかも気になる。投票先を決めるのは難しかったが、弱者に寄り添う姿勢が感じられた人に決めた」と話した。中村雄貴さん(18)=豊見城市、予備校生=は子どもの貧困問題を重視した。「教育は自分たちにとって一番身近な問題。候補者を選ぶ一番の決め手だった」と話す。
 一方、琉大北口のコンビニエンスストアで買い物をしていた同大1年の奥濱眞聖(まさきよ)さん(18)は「選挙には行きたいが、入場券が実家の宮古島にあって行けない。そのために帰省する費用もない」と残念そうに話した。「学生だから教育分野に興味がある。もっと奨学金の制度が増えてほしい」と話した。本部町の実家の母親から「(投票所の)入場券が届いてるよ」と連絡があったという同大1年の女性(18)は「友達がよく選挙のツイートをするから興味はある。でも投票のために本部まで行くのはちょっと」と語った。

琉球新報社

最終更新:7月11日(月)5時0分

琉球新報