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耐油実力値4年を実証したセンサーやスイッチなど200機種を発売

MONOist 7月11日(月)7時55分配信

 オムロンは2016年7月1日、自動車の生産ラインで使われる切削油に対して、耐久性を高めた「耐環境シリーズ耐油コンポーネント」200機種を発売した。センサーやスイッチなど、自動車の加工工程で用いられる主要なFA機器を網羅し、全機種で耐油実力値4年を実証している。

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 今回発表された耐油コンポーネント製品は、耐油近接センサー「E2ER/E2ERZ」、耐油リミットスイッチ「D4ER-□N」、耐油ファイバーユニット「E32-T11NF」、耐油光電センサー「E3ZR-C」、耐油コネクタ「XS5□R」となる。

 新製品では、ケーブルの材料に劣化に強いフッ素樹脂を採用し、ケーブル内部への切削油の浸透を防止している。また、独自に開発したフッ素系の新素材ゴムを接合部や可動部のシールに適用したことで、耐油性が向上した。

 封止工法には、熱溶着封止や接着材を使用しないレーザー溶接を用いており、異なる物質間でも切削油が浸入するすき間が生じないという。さらに、ファイバーケーブルとセンサー部間に金属部品を圧入することで、密閉性が向上。コネクタの締めつけを一定にする「スマートクリック構造」とフッ素系ゴムを組み合わせ、コネクタ間への切削油の浸入も防止する。

 FA機器では、故障の原因として、切削油の浸入が全体の3割を占めるとされる(同社調べ)。そのため同社では、水溶性切削油の浸入経路を分析し、材料の強化や封止工法の進化を図った。これにより、電気機械器具の外郭による保護等級試験「JIS C 0920 IP67G」に加え、独自の評価基準による評価試験で、耐油実力値4年を実証したとしている。

最終更新:7月11日(月)7時55分

MONOist