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広島20年前の悪夢再現阻止への合言葉は…

東スポWeb 7月11日(月)16時44分配信

 意識改革とチーム内競争で“メークドラマ”の屈辱阻止だ。広島は10日の阪神戦(甲子園)を9―0で圧勝。2位・巨人とのゲーム差「10」を維持した。

 セ界独走の一方で脳裏に浮かんでしまうのが1996年の悪夢だ。同年7月6日の時点で11.5ゲーム差をつけていた巨人に大逆転Vを許した。その巨人とは12日から本拠地で2連戦を控えている。

 時期もゲーム差も似た状況で、嫌な予感もするが、当時選手として屈辱を味わった高信二ヘッドコーチ(49)は「そういう(メークドラマの)雰囲気はない」とキッパリ。「逆に首位を走っているという意識もない。大切にしているのは1試合1試合勝ち切るということ」と語る。

 緒方監督をはじめ、新井ら主力も事あるごとに「1試合1試合」という言葉を口にする。チームの合言葉だ。「報道でゲーム差などの数字も見るけど、それより気にしているのは残り試合数。貯金がいくつあるという意識はなくし、これからの58試合を一つずつ取りにいくという考え」(高コーチ)

 20年前は主力の故障から一気にほころびが生じたが、その反省も生かす。高コーチは「あのころと比べて選手層は厚い」とした上で「若手にもチャンスを与え、競争意識を生んでいる。岩本も半年、一軍から離れていたのに、昇格したら活躍した。二軍でどういう準備をしているか常にチェックしている。明日(11日)の二軍戦(対阪神・由宇)も視察します」と指摘。20年前と同じ轍を踏む気はさらさらない。

最終更新:7月11日(月)16時44分

東スポWeb