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北工作員800人が中国で活動中? 労働者監視や拉致目的か

聯合ニュース 7月11日(月)17時0分配信

【瀋陽聯合ニュース】最近、北朝鮮の工作員約800人が中朝国境地域の中国側で活動し、中国当局が注視しているもようだ。

 中国遼寧省と吉林省・延辺朝鮮族自治州の北朝鮮消息筋は11日、先月初めに北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長(国際担当)が中国から帰国した後に北朝鮮の工作員約800人が鴨緑江と豆満江(図們江)を渡って遼寧省丹東や延辺朝鮮族自治州・延吉に入り任務を遂行していると伝えた。

 北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)と偵察総局所属の工作員は鴨緑江を渡り丹東に約300人、豆満江を渡って琿春や図們に約500人が入ったという。

 工作員は北朝鮮レストランから従業員が集団脱出するのを防ぐため、延辺の北朝鮮レストランの従業員を監視しているほか、2万人に達する中朝国境地域の北朝鮮労働者の脱北防止活動を行っているとされる。

 このうち一部の工作員は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の指示により韓国人をターゲットにしたテロや拉致などを準備していることが確認された。

 一方、中国情報当局は北朝鮮の工作員が中国入りした動きを把握し、動向を注視している。

 中国当局は、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁の実施と北朝鮮レストランの従業員による集団脱北に伴う北朝鮮の韓国に対する報復措置を懸念しているという。

 このほど中朝国境地域で活動していた韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)支援団体の活動家数十人を追放したのも、浙江省寧波市の北朝鮮レストランから従業員13人が脱出し4月に韓国に入国したことに対し、北朝鮮が中国内でテロを起こすのを防ぐ狙いがあったからだとされる。

 丹東の消息筋は「最近になって見慣れない北朝鮮の貿易商や北朝鮮の人を見かけるようになった」としながら、「一般人ではなく特別な任務を命じられ派遣された(北朝鮮の工作)要員だというのが周辺の一致した見解だ」と伝えた。

最終更新:7月11日(月)17時20分

聯合ニュース