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マイナスの思い込みは子育てに禁物! マイナスの思い込みの注意点と予防策

ベネッセ 教育情報サイト 7/11(月) 10:00配信

保護者の声掛けや態度が、子どもに思い込みを与えてしまっているという理論を提唱しているのは、四国大学教授で心理学の専門家・鈴木敏昭先生です。子どものころに抱いた思い込みが心に巣をくい、成長過程の中で考え方や行動へ表れることがあるといいます。保護者からのどのようなアプローチが、子どもに思い込みを抱かせてしまうのでしょうか。注意のポイントと対策を聞きました。

家庭のなかで思い込みが生まれる

子どもにとっての保護者は絶対的な存在です。特に、幼少期は家族だけが唯一の社会なので、思い込みはこの時期に根付くことが多いといわれています。

幼少期の子どもは、「保護者の期待に応えなければ」という思いを無意識に抱いているものです。たとえば、「よい学校に行くのがあなたのため」という保護者の言葉を、子どもは「保護者を満足させるにはよい学校に行かなければいけない」と思い込む可能性があります。「そんな思いで言っているわけではない」と感じるかたも少なくないでしょうが、思い込みは「言外のメッセージ」と呼ばれる言葉以外の意味を深読みすることで生まれるのです。

思い込みがどんな影響を与えるかは、人によって違います。ただ共通することは、マイナスの思い込みを抱いたまま大人になっていくと、本心を言えなかったり、我慢を強いた人生を歩んだりしてしまうなど、のびのび生きられない可能性があるということです。

思い込みを生む「ストローク」を認識する

思い込みのパターンの一つ「ストローク」という考え方には、「条件付きのストローク」と「無条件のストローク」があります。条件付きのストロークとは、「○○したら、△△してあげる」という表現。たとえば、「100点取ったら、おもちゃを買ってあげる」という声掛けです。このような声掛けから、「〇〇しないと、保護者の期待に応えられない」という子どもの思い込みが生まれる可能性があります。

一方で、「無条件のストローク」は、「生まれてくれてありがとう」という保護者の素直な気持ちを子どもに伝えていくことです。子どもが自分は存在するだけで保護者の喜びなのだと知ることは、今後生きていくうえで大きな支えになります。

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最終更新:7/11(月) 10:00

ベネッセ 教育情報サイト