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【参院選】憲法改正が争点だった? 各新聞社で結果の報じ方がまったく違う

BuzzFeed Japan 7月11日(月)12時6分配信

参院選の結果が出た。獲得議席は自民56、民進32、公明14、お維新7、共産6、社民1、生活1、無所属4。同じ事実でも、報じ方は新聞社によってまったく違う。【BuzzFeed Japan / 溝呂木佐季】

読売

主要5紙のうち4紙が「改憲」を巨大な横見出しにとった。読売だけが、横見出しより小さい縦見出しに「改憲」としている。

記事の冒頭でも、憲法に触れていない。ようやく3段落目で「改憲勢力は憲法改正発議に必要な3分の2(162議席)に達した」と出てくる。

読売の政治部長は「選挙戦で有権者が重視した政策は『社会保障』や『景気・雇用』だ」と書いた。「憲」という文字は一つも出てこない。一方で「野党はふがいなかった」。共産党との共闘は有権者に「不信を一層強めさせたのではないか」

読売の社説が、憲法に触れたのは最後。「憲法改正にとって、改憲勢力の拡大は前進ではあるが、これで改正発議が現実味を帯びたとみるのは早計だろう。具体的な改正項目について、各党の足並みが必ずしもそろっていないからだ」

産経

一番踏み込んだのは産経。見出しから「発議可能に」。改憲への意欲が紙面にみなぎる。

「改憲勢力が、国会発議の要件となる3分の2(非改選と合わせて162議席)に必要な74議席以上を確保した」

「いまこそ憲法論議を」という産経の政治部長。「与野党の最大の対立点が安保法制だった」と、読売とは違う解釈をした。「制定後70年たっても手つかずだった憲法改正に真剣に取り組むべき時がきた」

産経の社説も同様だ。脱デフレ、安全保障体制の強化、憲法改正に総力を挙げる「責任を、安倍首相は負ったといえよう」。民進党の「最大の失敗は、基本政策の根幹が異なる共産党との協力だろう」

日経

日経の見出しは「改憲勢力 3分の2」

グラフィックで改憲勢力が163議席を占めたと示した。(定数242÷3×2=161.333…)

日経の政治部長は「憲法改正への扉を開いた選挙」ではなくて「『デフレ脱却の契機となった』と語り継がれなくてはいけない」。産経と違う解釈。(誰が語り継ぐの?)。「今の日本に『改憲も脱デフレも』と二兎(と)を追う余裕はない」。「このままではアベノミクスは破綻し、日本は沈む」。産経は憲法改正に真剣に取り組めと主張していた。日経と産経との直接対決を見てみたい。

日経の社説は、自民党の改憲草案をこき下ろした。「保守色が濃すぎてとても多くがのめる代物ではない。見直しの党内論議を求めたい」。「民進党に親和的だった中道保守の票が民進党に行きにくくなった」。「民共連携は与党を利する一面があったといえる」

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最終更新:7月11日(月)12時6分

BuzzFeed Japan

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