ここから本文です

18、19歳が投票に込めた思いとは 将来、安心して暮らせる社会に

福井新聞ONLINE 7月11日(月)8時13分配信

 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられ、初の国政選挙となった参院選。投票を終えた福井県内の18、19歳の新有権者からは「社会の一員になったことを実感した」などと政治と積極的に向き合う姿勢がみられた。投票先はテレビや新聞で政党の公約を比較するなどして選ぶ一方、候補者の経歴や地縁を優先した人も。演説会に行くなど、候補者の声に積極的に触れることは少なかったようだ。

 「絶対に行きたかった」。10日に18歳の誕生日を迎えた河清志さん=福井市=は、70年ぶりの選挙権年齢引き下げで投票できるようになったことを歓迎した。「(投票したことで)選挙の重みを考えるようになった。将来、安心して暮らせる社会にしてほしい」と初めての一票に思いを込めた。

 大学生の吉野樹さん(18)=同市=は「社会の一員として、自分の意見に責任を持とうと思った」と投票を振り返り、「お金の問題などがない、クリーンな政治をしてほしい」と話した。高校生の堀江育実さん(18)=同市=は「自分の一票が、将来の自分にとっていい政策に反映されれば」と望んだ。

 インターネットやテレビ、新聞で公約を真剣に比較し投票先を選んだ人も。大学生の小林拓未さん(18)=同市=は「雇用問題や経済に興味があり、候補者が関係する政党にどういう政策があるかで判断した」と語る。大学生の真鍋曜子さん(19)=福井市=は「憲法改正議論に注目していた」と話し、改正の是非を具体的に語っていた候補者に投票したという。

 一方、高校生の鵜飼真也子さん(18)=坂井市=は「公約は難しくて良く分からなかった。候補者がこれまでやってきたことで選んだ」。また「自分の住む地区の県議の知り合いの関係で決めた」(同市の18歳大学生)という人もいた。

 街頭演説などにたまたま出合い耳を傾けた人はいるものの、積極的に参加した人はあまりいなかったようだ。大学生の木原健勝さん(18)=越前町=は「候補者がどこを回るとか、演説会をどこで行うとか分からなかった。インターネットなどでもっと発信するとよかった」と話していた。

福井新聞社

最終更新:7月11日(月)8時13分

福井新聞ONLINE