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《参院選》群馬選挙区は中曽根氏が6選 改選組で最多

上毛新聞 7月11日(月)6時0分配信

 第3次安倍政権発足後初の大型国政選挙となる第24回参院選は10日投開票された。安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正に賛同する改憲勢力は、非改選と合わせ国会発議に必要な全議席の3分の2超(162議席以上)となった。自民党は50台半ば、公明党が13議席以上へ伸ばし、与党で改選過半数の61議席を上回り勝利した。民進党は改選43議席を割り込み30議席台。民進、共産両党など野党4党は32の改選1人区で候補を一本化し共闘したが及ばなかった。共産は伸長した。群馬選挙区(改選数1)は自民党の中曽根弘文氏(70)=公明党推薦=が52万7371票を獲得、民進党の堀越啓仁(けいにん)氏(36)=共産、社民両党推薦=と政治団体「幸福実現党」の安永陽(あきら)氏(68)を大差で破り、6選を果たした。

◎5期の実績訴え「課題に全力を」…中曽根氏が決意

 自民党現職の中曽根弘文氏が、盤石の組織力と知名度で民進、共産、社民が擁立した「野党統一候補」との事実上の一騎打ちを制した。県議や市町村議の支援を軸に支持を広げ、公明党との連携も強化した。支援者からは参院議長就任を期待する声が上がった。

 投票が終了した午後8時に当選確実が伝えられると、前橋市日吉町の事務所は拍手に包まれた。登場した中曽根氏は「政治の安定を訴え、多くのご理解をいただいた。5期30年の経験を生かして内外の多くの課題に全力で取り組んでいく」と6期目の抱負を述べた。

 大沢正明知事や国会議員、各種団体の代表者がステージに上がり、選対事務長の谷津義男元農相が「日本一早く当確が出て涙が出そうだ」とあいさつした。

 参院選を前に衆院群馬1区の次期推薦候補を巡り、党県連は揺れた。1区の自民県議らが選考委員会を立ち上げ、尾身朝子衆院議員を党本部に推薦することで決着したが、中曽根氏の長男の康隆氏が名乗りを上げたことで波紋が広がった。参院選の準備の遅れが懸念されたが、急ピッチで組織を整えた。

 2013年の前回参院選で、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を決めた安倍政権への反発から自主投票としたJAグループ群馬の政治団体、県興農政治連盟が推薦するなど、1000近い団体が中曽根氏を支援した。公明党県議は選対幹部に初めて加わった。選挙権年齢の引き下げを踏まえ、10代の有権者に人海戦術で浸透を図った。

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最終更新:7月11日(月)6時0分

上毛新聞