ここから本文です

上手に思い込みを活用し子どもをのびのびと育てていくには

ベネッセ 教育情報サイト 7月11日(月)12時1分配信

保護者の声かけや態度が、子どもの思い込みを生むことにつながることがあります。さらに、子どものころに刷り込まれた思い込みが、大人になってからも考え方や行動に影響を与えることもあります。そこで、心理学の人格形成や思い込みの分野を研究している四国大学教授の鈴木敏昭先生にお話を伺います。

今回は、思い込みを上手に活用し、子育てに生かす方法をお伝えします。上手に思い込みを活用し、子どもをのびのびと育てていくにはどんなポイントがあるのでしょうか。

プラスの思い込みを生かしていく方法を考えよう

思い込みには、マイナスの思い込みとプラスの思い込みがあります。人生においてすべての思い込みを排除することはできません。そのため、マイナスの思い込みは極力ゼロにし、プラスの思い込みを上手に活用する方法を考えていくことが重要なのです。

プラスの思い込みを自在にコントロールできるようになると、自信や目標に対しての実現力、前向きな思考などにつながっていきます。「自分ならばできる」「こうすればうまくいくはずだ」「なんとかなる!」と、自分を思い込ませることができるようになるからです。

子どもの自己肯定感を生む接し方を

プラスの思い込みの最たるものは、「自分の存在に価値がある」というものです。これは、自己を肯定する概念、すなわち自己肯定感などと呼ばれる前向きな心に下支えされた価値観です。
自己肯定感は、「あなたがいるだけで幸せよ」という保護者からの言葉や態度から生まれるといわれています。自己肯定感は、「自分ならばなんとかできるだろう」という自信となり、人生の多くの試練にへこたれずに立ち向かうことができる根源的なパワーになります。
その前提の上に、適度な挫折を経験すると、しなやかな強さが備わっていきます。この強さは、子どもの未来を明るく照らしてくれる力になるでしょう。

一方で、自己を肯定できていないと、「なんとかなるさ」という楽観視ができません。究極的には、自分を追い詰めたり、他者に攻撃的になることで不安を解消したりということになりかねません。

1/2ページ

最終更新:7月11日(月)12時1分

ベネッセ 教育情報サイト