ここから本文です

参院選岡山は自民新人が当選 広島は自民、民進現職

山陽新聞デジタル 7月11日(月)8時30分配信

 参院選は10日投開票され、岡山、広島、香川の3選挙区は、与野党が候補を絞って全面対決の構図となった岡山(改選数1)、香川(同)で自民候補が野党統一候補を退けた。広島(改選数2)では自民と民進の現職が議席を分け合った。

 岡山は、自民新人の小野田紀美氏(33)が初陣を飾った。自民は民進現職の江田五月氏(75)が守ってきた改選議席を奪取し、初めて衆参の岡山県内選挙区7議席を完全制覇した。

 江田氏の引退に伴い、2013年に続いて新人対決となったが、小野田氏は国会議員や地方議員らが前線で活動を支え、自民、公明支持層に浸透。アベノミクスの成果や教育の格差是正などを訴えて支持を広げた。

 民進新人の黒石健太郎氏(32)は江田氏の後継を前面に掲げ、安全保障関連法廃止などで一致する共産、社民とも連携して議席死守を目指したが、支持を広げられなかった。諸派の田部雄治氏(40)は訴えが届かなかった。

 7人が争った広島は、自民現職の宮沢洋一氏(66)が10年に続いてトップの票を集め、再選を決めた。2番手には民進現職の柳田稔氏(61)が入り、4選を決めた。

 宮沢氏は組織力と知名度を生かし、各地域、年代で安定した戦いを展開。他候補を寄せ付けなかった。柳田氏は連合広島の全面支援を受けて着実に党支持層を固め、野党同士の争いを抜け出した。

 おおさか維新新人の灰岡香奈氏(33)は、党への追い風が限定的だったこともあって伸び悩んだ。共産新人の高見篤己氏(64)、日本のこころ新人の中丸啓氏(52)は広がりを欠いた。諸派新人の佐伯知子氏(36)、無所属新人の玉田憲勲氏(58)は及ばなかった。

 香川は、自民現職の磯崎仁彦氏(58)が、共産新人の田辺健一氏(35)ら3人を破り、再選を決めた。

 磯崎氏は、自公連立による安定した政治の継続などを主張。与党の強固な組織基盤を生かして、戦いを終始リードした。田辺氏は、全国の野党共闘で唯一の共産公認だったが、民進が自主投票とするなど各党の足並みがそろわなかった。諸派新人の中西利恵氏(53)、無所属新人の田中俊秀氏(65)は広がりがなかった。

最終更新:7月11日(月)8時30分

山陽新聞デジタル