ここから本文です

パナソニック、18年度には二次電池の売上高5000億円規模に-5割以上性能UPした新型リチウムイオンも秒読み

日刊工業新聞電子版 7月11日(月)15時0分配信

テスラ向け中心にEV需要取り込む

 パナソニックは2018年度に車載・産業用二次電池事業の売上高で、15年度比2・5倍の5000億円を目指す。このうち車載用は同2・2倍の4000億円に増やす。米テスラ・モーターズ向けを中心に、市場が拡大する電気自動車(EV)の需要などを取り込む。19年には出力・エネルギー密度を現行比5割以上高めた角形リチウムイオン電池を投入する。車の加速性能や航続距離の向上に役立つ。

 車載用の事業では4月に横浜市に開設した開発拠点を活用し、関東地域の技術者を確保して顧客対応を強化する。また16年内に米国で米テスラ向けの電池工場(ネバダ州)を稼働するほか、17年度には中国・大連市でも新工場を稼働し世界で供給体制を整える。

 産業用蓄電池は15年度比5倍の1000億円を目指す。携帯電話基地局やデータセンターの用途に合わせ、モジュールと保守の一体提案を積極化する。

 15年度の二次電池事業はパソコン向けの低迷などで631億円の営業赤字だった。16年度に黒字転換を目指す方針で、同事業を担う田村憲司役員は「車載・産業向けへの転地が事業の成長に欠かせない」と話す。18年度には車載・産業向けの売上比率を15年度の7割から9割まで高める意向だ。

最終更新:7月11日(月)15時0分

日刊工業新聞電子版