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日新製鋼・三喜社長、中国特殊鋼合弁「10月から営業生産」

鉄鋼新聞 7月11日(月)6時0分配信

 「新日鉄住金グループの一員として頑張っていきたい」―日新製鋼の三喜俊典社長は7日夕に東京で開催したマスコミ懇親会で挨拶に立ち、新日鉄住金による子会社化に触れて「2月に公表し、5月に正式契約を締結した。この間の4月には(数年がかりで取り組んだ)日新製鋼建材の発足もあった」と述べ、「当分うちからネタは出ません」と笑わせた。とはいえ将来の成長の布石は着々と打っており、国内外で一つずつ話題を披露した。

 一つは伊藤忠丸紅鉄鋼、米ワージントン・インダストリーズと組む年産能力12万トンの特殊鋼冷延合弁(中国浙江省平湖市)。すでにホットランは終え、今週14日に起動式を行ってサンプル出荷を開始する。
 冷延ミルは板厚精度、広幅厚物対応に優れる最新鋭設備。呉製鉄所がスラブグラインダー、LF(取鍋精錬炉)など新鋭設備も生かした高品質の酸洗コイルを供給し、中国合弁が精密特殊鋼を現地ユーザーに供給する。営業生産を開始する10月の中旬には「お客様をお招きしてお披露目する」そうだ。
 国内の話題はステンレス鋼板の最適生産体制の構築。昨年11月末にステンレス製鋼を周南製鋼所に集約し、高清浄度鋼を効率的に生産できる新連続鋳造設備(2CC)のフル能力発揮が期待されるが、三喜社長は「昨年の当社のステンレスは濁流状態で、なかなか物がまともに流れなかった」と表現する。
 新製鋼の操業改善は進んでおり、10月には周南と衣浦製造所の生産システムの完全統合も実現する。「今年は良い流れになったとお客様に実感していただけるよう努めていく」と締めくくった。

最終更新:7月11日(月)6時0分

鉄鋼新聞

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