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高浜原発の発電機を維持管理する関電の若きリケジョ

ニュースイッチ 7月11日(月)11時50分配信

大津咲さん(23)被災の体験で思い固まる

 「原子力が身近な存在でした」と屈託のない笑顔を見せるのは、関西電力の大津咲さん(23)。高浜原子力発電所(福井県高浜町)の電気保修課に所属し、発電機など電気設備の維持管理に携わっている。現在同発電所3、4号機は裁判所の仮処分決定により運転停止中だが、再稼働に備えて、日々の安全管理に余念がない。学ぶことの多い職場であり、経験が成長につながる。「一日でも早く動いてもらいたい」と願っている。


<原子力の安全性を伝え、理解してもらう仕事も>

 茨城県大洗町の出身です。父も原子力関連の仕事で、近所の原子力を学べる科学館にも通いました。子どものころから「原子力って面白そう」と興味を持っていました。

 福井工業大学の原子力技術応用工学科に入学が決まった後、東日本大震災が発生しました。実家も被災し数日間、電気のない生活を経験しました。福島の原発事故があったからこそ、原子力技術者になるとの思いが固まりました。

 2年生の夏、関西電力の施設でインターンシップ(就業体験)をさせてもらい、作業服姿にあこがれました。弁を操作する訓練が楽しかった。研究室では“リスクコミュニケーション”を学びました。地域の人と同じ目線で対話すること。経験を積み、いつか「原子力の安全性を伝え、理解してもらう」仕事にも取り組みたいです。

<きれいな高浜の海、お気に入り)

 職場では巡回点検のほか定期修繕の工事管理もします。稟議(りんぎ)の起案から完成まで重要な仕事です。新規制基準対応で必要になった水素燃焼装置の社内検査用要領書作成も任されました。職場の女性は私一人ですが、特別扱いはありません。自分の意志や意欲をはっきり周囲に示していくことが大事だと感じています。

 きれいな高浜の海は、とても気に入っています。休みの日は名古屋や京都、大阪などにドライブしてショッピング。愛車はピンクの「ヴィッツ」です。

最終更新:7月11日(月)11時50分

ニュースイッチ

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