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民進・中村氏、出遅れ響く  「国替え」候補に厚い壁 参院選佐賀選挙区

佐賀新聞 7月11日(月)12時49分配信

 2カ月前に奈良から「国替え」し、野党の統一候補となった民進元職の中村哲治さん(44)は衆参の議員経験で「即戦力」をアピールしたが、出遅れと知名度不足が響き、自民の厚い壁を崩すことはできなかった。午後8時半、事務所に現れた中村さんは「経済政策、TPP(環太平洋連携協定)、憲法について時間も足りず訴えが十分に届かなかった」と頭を下げた。

 全国32の改選1人区で最後となる野党の候補一本化が実現したのは5月末。民進内の「共産アレルギー」は根強く、推薦した社民を含む3党合同の街演も市民連合の仲介が必要で、無党派層に支持を広げるうねりは起きなかった。

 党の二枚看板、原口一博、大串博志の各衆院議員と集会に顔を出したり、自民の支持基盤・県農政協議会が自主投票を決めたことを受け農協も回ってTPP反対を訴えて切り込んだりしたが、及ばなかった。

 事務所に集まった約60人を前に、「許しが得られるならこれからも佐賀の地で生きていたい」と、多久市出身の父を持つ妻・美加さん(37)と並んで宣言。報道陣から今後を問われると、「選挙の候補者になれるかは組織や政党が決めること。佐賀の地から日本の未来を変えたいと思っている皆さんがいる以上、一緒に戦っていきたい」と力を込めた。

最終更新:7月11日(月)12時49分

佐賀新聞