ここから本文です

天然水使ったサイダー発売、秩父特産のカボス果汁入り 新名物に期待

埼玉新聞 7月11日(月)9時2分配信

 埼玉県秩父市の第三セクター「龍勢の町よしだ」(本多秀夫社長)は、秩父産のカボス果汁と同市吉田太田部(おおたぶ)の天然水を使った「秩父かぼすサイダー」(200ミリリットル入り、税込み350円)を開発し、同市吉田久長の道の駅龍勢会館直売所「龍勢茶屋」で9日から販売を開始した。

 秩父市吉田地域と小鹿野町でカボスの栽培が始まったのは20年前。当時の小鹿野署に赴任した署長がカボスの産地である大分県出身で、「秩父と大分の気候は似ているので、カボス栽培に向いているのでは」と提案したことが契機となった。生産量は年々増えており、昨年は10トンを越えた。
 
 水は下久保ダム上流の吉田太田部地区の天然水を使う。天然水は、1990年に同地区の塚山に地滑りを抑制するため276メートル掘削した排水トンネルから出る湧き水。クセのない味で、地区からも「活用できないか」という要望があったことから、このたび「太田部天然水」と命名した。
 
 かぼすサイダーは市雇用創造協議会が2014年度に試作した商品からノウハウを学んだ。カボスは昨年に果汁として冷凍保存したものを活用。20%の果汁が入る。製造は小鹿野町の戸田乳業に委託し、2千本を製造。味は甘酸っぱく、すっきりとした味わいに仕上げられている。
 
 本多社長は「秩父の新たな名物になり、地域を活性化していければ」と話していた。
 
 龍勢茶屋の営業時間は午前8時半から午後5時半まで。
 
 問い合わせは、龍勢茶屋(電話0494・77・1555)へ。

最終更新:7月11日(月)9時2分

埼玉新聞