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「親近感重視」「第一印象」「誰に入れたら…」 球児ら選択さまざま

カナロコ by 神奈川新聞 7月11日(月)15時7分配信

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の国政選挙・参院選の投開票日となった10日は、第98回全国高校野球選手権神奈川大会の開幕と重なった。甲子園を目指して熱戦を繰り広げる球児たちは、今の政治に何を思い、初めての1票を誰に託したのか。開会式が開かれた横浜スタジアム(横浜市中区)で18歳の「新有権者」に聞いた。

 「選挙演説を聴き、親近感を覚えた候補に入れた」。県立鎌倉高の副主将・尾野本大輝さん(鎌倉市)は9日、期日前投票で野党新人に投票。初めて足を運んだ投票所は「流れ作業のようでスムーズに投票できた」。横浜市立横浜商業高の小林将司さん(同市)も期日前で与党新人に投じた。政治には「自分の得票ではなく日本のためになる政策を提案し進めてほしい」と願う。

 「候補者が多く比較の仕方も分からない」と話すのは県立橋本高の齋藤明日嘉さん(相模原市南区)。授業の「模擬投票」で投票手順は学んだが、実際に候補や政党を選ぶのは難しく「第一印象で決めようかな」。県立横浜南陵高のマネジャー高嶋菜緒さん(藤沢市)は「選挙に詳しくないから白票になるかもしれない」としながらも、「投票することに意義がある」。一方、別の県立高の女子マネジャー(鎌倉市)は「選挙権を手にしたけど、投票に行こうとは思わない。誰に入れたらいいか分からないし、政治に関心を持って考えているわけでもないし…」とつぶやいた。

 県立相模原高の誉田(こんだ)弓虎さん(横浜市青葉区)は「憲法を改正されたら、自分たちが戦争に行かされるかもしれない」と話し、「戦争のない国、未来にしてくれる候補に投票する」と地元の投票所に向かった。

最終更新:7月11日(月)15時7分

カナロコ by 神奈川新聞