ここから本文です

逗子で「子ども食堂」スタート 居場所と健康をつくる場に

カナロコ by 神奈川新聞 7月11日(月)15時7分配信

 無料や格安で子どもたちに食事を提供し、全国に広まっている「子ども食堂」の取り組みを、逗子市民らでつくるプロジェクトチームが始めた。おなかいっぱいの食事に、親子が地域でつながるきっかけも添えて提供している。

 6月29日夜。沼間小学校区コミュニティセンター(同市沼間)に90人以上の親子が集まった。食器を持って並ぶ子もいれば、遊び足りずに歩き回る子もいる。

 「デザートにゼリーとスイカがあるからね」。皿を並べたトレーを手に草柳ゆきゑさん(65)は、にぎやかな子どもたちに向かって声を張り上げた。

 この日は「ずし子ども0円食堂」のプレオープン。食材や資金の寄付を募り、カレーとサラダ、デザートを、子どもは無料、大人は300円で提供した。

 乳幼児を連れた母親の参加も。3歳と生後2カ月の子どもを連れた主婦(34)は、「逗子に住んで10年だが知り合いがおらず、一人で子育てしている。息子にも友達ができればと思って…」。

 プロジェクトチームの代表を務める草柳さんは、元保育士。食生活改善などの活動を通じ、経済的な困窮や孤立にあえぐ親子の現状を目の当たりにしてきた。

 「困窮は虐待にもつながる。居場所づくりや健康づくりのために何かできないか」。全国で広がる子ども食堂の情報を集めながら、構想を描いていた。

 会場確保のめどが立ち、市社会福祉協議会などの協力を得て、8月から毎月第1水曜に同センターで定期開催する。草柳さんは「親も子も集い、学習支援や顔の見える関係がつくれる場所にしたい」と意気込む。

 7月21日には、同市逗子の亀岡八幡宮でも午後4時から実施する。問い合わせは、草柳さん電話090(2424)1465。

最終更新:7月11日(月)15時7分

カナロコ by 神奈川新聞