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夏でも冷たい水道水 小中学校 進む直結化 児童8割「おいしい」

カナロコ by 神奈川新聞 7月11日(月)15時7分配信

 横浜市水道局が市立小中学校などで屋内水飲み場の直結給水化を進めている。受水槽を経由しないことで夏でも冷たい水が提供できるようになるだけでなく、水道水を飲む習慣を育むことで“水道水離れ”を食い止める狙いもある。直結化は2015年度末までに約50%が完了。同局の担当者は「山梨県道志村の水源林を取得して今年で100年目。安全でおいしい水をこれからも届けたい」と話している。 

 同局によると、市立小中学校、特別支援学校の改修に合わせて、屋内水飲み場を直結給水化する取り組みは05年度にスタート。15年度末時点で499校中250校が完了している。

 受水槽を経由せず配水管から直接給水することで夏でも冷たい水が飲めるほか、受水槽内に滞留している間の水質悪化リスクも防げるといい、切り替え後の児童・生徒へのアンケートでは約8割が「前よりおいしくなった」と回答した。

 直結方式への切り替えは民間の集合住宅などでも進んでおり、15年度は73%。配水管やポンプなどの給水装置の性能が上がったことで、直結給水でも周辺住戸の水圧低下を防げるようになったことが主な要因という。

 水質の向上に加え、受水槽が必要なくなることで設置スペースが有効活用できたり、メンテナンス費用や電気代が節減できることが大きなメリットとして挙げられる。

 市内の水需要が1992年度をピークに減少していることもあり、同局の担当者は「直結給水化で水道水に対する信頼が高まり、自宅でもこれまで以上に水道水を飲むようになってくれればうれしい」と期待を口にする。

最終更新:7月11日(月)15時7分

カナロコ by 神奈川新聞