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MRJ、欧リース会社から20機受注へ 20年納入で基本合意

Aviation Wire 7月12日(火)0時10分配信

 三菱航空機は英国時間7月11日、スウェーデンのリース会社ロックトンと国産初のジェット旅客機「MRJ」を最大20機発注する契約締結に向け、基本合意(LOI)に至った。11日に開幕したファンボロー航空ショーで発表したもの。欧州初の受注獲得に向け、ロックトンと協議を進める。

 ロックトンはMRJ90を確定発注10機、オプション10機の最大20機発注する意向。ストックホルムに拠点を置くリース会社で、1998年に設立された。ニクラス・ルンド社長は「設計の素晴らしさや、燃費の良さでMRJを選んだ」と選定理由を述べた。

 MRJはメーカー標準座席数が88席のMRJ90と、76席のMRJ70の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1200G」を採用する。

 これまでに6社から確定発注223機、オプション160機、購入権24機の最大407機の受注を獲得。2月には米国の航空機リース会社エアロリースと最大20機(確定発注10機、オプション10機)の契約に向けてLOIを締結したが、現時点で確定発注に至っていない。

 三菱航空機の森本浩通社長は、「エアロリースとの契約はまもなく合意に達する見通しだ。ロックトンとの契約も、問題があって確定発注に至らなかったわけではない」と述べた。

 MRJの国内での受注は、全日本空輸(ANA/NH)がローンチカスタマーとして最大25機(確定15機、オプション10機)発注。日本航空(JAL/JL、9201)も32機を確定発注している。

 現在は飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)と2号機(JA22MJ)の2機で試験を進めており、今夏から米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を始める計画。量産初号機は、6月29日に胴体部品が最終組立工場へ出荷された、今秋から最終組立を開始する見通し。ANAへの初号機引き渡しは、2018年中頃を目指す。

 MRJの納入遅延を受け、ANAなどを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は6月29日、ボンバルディアDHC-8-Q400型機(74席)を3機追加発注した。

 一方、MRJと同じエンジンを搭載するリージョナル機大手エンブラエルの新型機「E190-E2」は、予定を大幅に前倒しして5月23日に飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)が初飛行に成功。MRJと同サイズの機体であるE190-E2は、同じく2018年の納入開始を目指す。世界最大級の航空ショーで、激しい受注獲得合戦を繰り広げそうだ。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月12日(火)0時40分

Aviation Wire

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